フラッグフットボール・加藤豪 勝利のためには“準備が8割”
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2月19日(月)元アーティスティック日本代表・青木愛がパーソナリティを務める「青木愛 スポーツ to you」(ニッポン放送・毎週月曜21:00~21:30)が放送。
ゲストは加藤豪。
1993年広島県生まれ。広島城北高校時代にアメリカンフットボールを始め、関西学院大学を卒業後、社会人1年目からフラッグフットボールをスタート。
日本代表に2020年から選ばれ、第11回インターナショナルボウル、第1回アジア・オセアニアフラッグフットボール大陸選手権大会等の国際大会に出場している。
フラッグフットボールは2028年ロサンゼルス五輪で初採用される注目スポーツ。今回、加藤にどんな競技かを中心に教えてもらった。
青木:腰にフラッグをつけながらプレーしますが、そもそもこのフラッグって何のためにつけるのですか?
加藤:アメリカンフットボールでいうタックルの代わりにこのフラッグを取ったらプレーがいったん終わります。ですので、コンタクトを避けられるのでより幅広い年代で、安全にできるスポーツです。ちなみにフラッグは短冊形でビニールのような質感です。
青木:タグラグビーのようなイメージですか?
加藤:まさにそうです。ルールも基本的にアメリカンフットボールと同じです。フラッグフットボールはアメリカンフットボールに近い、サッカーでいうフットサルみたいな感じでしょうか。最初に、ボールをセンターがクォーターバックにスナップ(後ろに股の間からパス)します。ボールを受け取ったクォーターバックが、走っている味方にパス、ボールをもらった選手が相手にフラッグを取られたらそこでプレーが終了します。4回のプレー以内に、既定の距離まで進めないと攻守交代です。
青木:パスを受けた人は取られるまで走り続けるということですね?
加藤:はい。ちなみに前へのパスは1回だけですが、最初にボールが置いてある地点より後ろだったら何回でもパスを回してOKです。
青木:試合の見どころを教えてください。
加藤:基本的にオフェンスが有利なスポーツなので、点がポンポン入ります。攻守交代も目まぐるしいので、見ていて飽きないところでしょうか。
青木:チームスポーツということで、作戦なども大事になってくるのでは?
加藤:ここもやっぱりアメリカンフットボールと通じるところがあって、「準備が8割」と言われ、作戦がとても重要な競技です。試合が近くなると相手チームのビデオを見て、こんなに走れる選手がいる、こんなに投げるのが上手な選手がいる、などのスカウティングだったり、味方チーム内でもどの時間に誰がどこにいるか、などをパスを出す人がシミュレーションしたりしています。
青木:ちなみにどういう人がフラッグフットボールに向いていますか?
加藤:準備をできる人であれば、誰でもできるスポーツだと思います。ちゃんとチーム戦術を理解しようとする人であれば誰でも。もちろん、キャッチが上手な人、足が速い人も必要で、いろんな個性がいた方がチームとして大事ですね。あとはやっぱり身長があった方が高いボールも取れるので有利ですね。
番組情報
元シンクロナイズドスイミング(現・アーティスティックスイミング)代表で北京オリンピック出場経験もあり、現在はキャスターやモデルなど多岐に活躍の場を広げる青木愛がパーソナリティを務めるラジオ番組です。
これから注目されるアスリートやもっと輝いてほしいアスリートやスポーツ関係者をお招きしていき、その競技の魅力やこれからの発展に向けてお話を展開し、スポーツの魅力を「you」、つまり、ラジオの前のあなたにお届けしていきます!