昨年7月に開局70周年を迎えたニッポン放送が、久々に大型のラジオドラマ『マミーロード』を放送することが決定した。

ガレッジセール・ゴリ

開局70周年を飾るドラマの脚本家として白羽の矢をたてたのは、ガレッジセールのゴリ。バラエティや俳優など様々なジャンルで活躍しているゴリは、本名の照屋年之名義で脚本と監督を務めた映画作品が海外の映画祭に出品され、日本映画監督協会新人賞を受賞するなど、クリエイターとしても高い評価を受けている。

この作品が自身初のラジオドラマの脚本となるが、現代では希薄になりつつある濃密な人と人との関わりがもたらす奇跡を見事に描き切った。

「人を殺した」と出頭した老婆（木下春）と捜査に乗り出すベテラン（チョーさん）と若手（半人前）、2人の刑事は、木下春が生きてきた中で関わった人や場所を丁寧にたどっていくことで、時を超え、もつれた紐をほどくように真相に向かっていく。経験と感性を元に行動するチョーさんと実直な半人前の好対照の2人による丁々発止のユーモラスな会話が軸となり、聴く人の耳を離さないラジオドラマとなることは間違いない。

ニッポン放送開局70周年記念ラジオドラマ『マミーロード』は3月4日（火）19時から放送。

■ゴリ コメント

この作品を書き始める前にラジオドラマを知るために50本以上の作品を毎日聴いて勉強しました。音しかない世界で何が表現できるか、難しいところもありましたが、とても良いストーリーが描けたと思います。後は、ニッポン放送さんにお任せします！