ガレッジセール・ゴリがプロデュースする「おきなわ新喜劇」
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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、お笑い芸人ガレッジセールのゴリが出演。自らプロデュースする「おきなわ新喜劇」について語った。
黒木)毎日さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺う「あさナビ」、今週のゲストはお笑い芸人・ガレッジセールのゴリさんです。自転車でいらっしゃったのですか?
ゴリ)はい。編集作業をしていて、自転車で来ても、だいたい車のナビの計算通りに着きます。
黒木)自転車に乗られているのは、健康のことを考えてですか?
ゴリ)中高とサッカー部だったので、体を動かすことが好きで、運動神経は悪くない方だと自信を持っていたのです。それが40歳を過ぎると、少し走っただけで息が切れたり、激しい動きをした瞬間に筋を痛めることが多くなったのですね。「あ、体って退化して行くんだ」と気づいたのです。そこで体を取り戻さなくてはと、まずはマラソンを始めました。高校のときのサッカー部の友達と飲む機会があって、「お前は芸能人だからスタイルがいいんだよ」と言うから、「俺だって太らないように意識しているんだよ。じゃあ、みんなでマラソン大会に出ようぜ」ということになって、毎年マラソン大会に出ています。
黒木)沖縄で。
ゴリ)サッカー部のメンバーと沖縄マラソンに出ています。沖縄マラソンは、嘉手納基地のなかを走れるのですよ。そのときだけアメリカ側が開放してくれて、嘉手納基地に入れるのです。
黒木)そうなのですか。
ゴリ)面白いですよ。沖縄マラソンやNAHAマラソンなど、たくさんあります。みんなが10キロしか走れないと言うので、10キロのコースを完走しました。
黒木)普段は何キロくらい走るのですか?
ゴリ)1時間で10キロくらい走ります。朝は目覚ましをかけなくても、5時半に目が覚めるのですよ。夜は11時くらいには寝ます。夜中の2時~3時まで起きていないと不安だったのに。
黒木)昔はね。ゴリさんは、お笑い芸人と言っていいのでしょうか。俳優でもあり、映画監督でもあり、いろいろやってらっしゃいます。沖縄にも吉本興業の劇場があるということで、知らなかったのですが、「おきなわ新喜劇」というものをプロデュースされているのですね。
ゴリ)劇場ができて5年になります。自分が芸能界でやって来れたのは、20代のころは自分が頑張ったからだとうぬぼれていた時期もありましたが、お仕事をいただけるのも沖縄出身だからこそです。沖縄に恩返ししなくてはと思ったときに、吉本新喜劇というすばらしいコンテンツのなかに沖縄の言葉や歴史、面白い風習を入れたらどうだろうと。沖縄にそんな「おきなわ新喜劇」を立ち上げたら、観光の目玉になるし、沖縄の芸人さんたちにとっても目標の劇団になるのではないかと思い、5年前に立ち上げて、毎年全国ツアーもやらせていただいています。海外ツアーもしています。
黒木)すごい。
ゴリ)去年(2019年)はハワイに行きました。ハワイにいる沖縄の方々、おじいちゃんやおばあちゃんも来てくれました。戦後の貧しい沖縄にハワイの人たちが豚を送った有名な話があるのですが、それを題材にしたコメディをやったら、笑いながら泣くおばあちゃんがいたりして、こちらも感動しました。
ガレッジセール・ゴリ/お笑い芸人・俳優・映画監督
■1972年5月22日生まれ。沖縄県那覇市出身。本名は照屋年之。
■沖縄県立首里高等学校卒業。日本大学芸術学部映画学科中退。
■1995年、中学時代の同級生・川田広樹とガレッジセールを結成。吉本興業に所属し、渋谷公園通り劇場などで活躍後、テレビを中心に活躍。『笑っていいとも!』『ワンナイR&R』など数々のバラエティ番組に出演。
■俳優としてもドラマ・映画で活躍し、NHK朝ドラ『ちゅらさん』や映画『忍者ハットリくん THE MOVIE』など数々の作品に出演。
■映画監督としても活動し、2009年には『南の島のフリムン』で監督デビュー。2019年には本名の照屋年之名義で監督を務めた『洗骨』が公開。モスクワ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門にも出品された。
■2014年には自らがプロデュースする「おきなわ新喜劇」を旗揚げ。沖縄の劇場をベースに全国ツアーを実施するなど人気を博している。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳