17人組ガールズグループ・Rain Treeがパーソナリティを務めるニッポン放送『Rain Treeのラジオ予備校』の初となる番組イベントが、6月8日(日)、ニッポン放送イマジンスタジオにて開催。ライブステージや番組お馴染みのコーナーなどが展開され、会場に集まった130人のリスナーとともに一体となって盛り上がった。

画像を見る(全27枚) Rain Treeのラジオ予備校 初夏の公開授業2025
Rain Treeは、朝宮 日向、綾瀬 ことり、市原 紬希、遠藤 莉乃、片瀬 真花、加藤 柊、黒澤 禾恋、佐藤 莉華、鈴野 みお、永瀬 真梨、仲俣 美希、新野 楓果、橋本 真希、葉山 莉瑚、水野 乃愛、百瀬 紗菜、吉川 海未からなる17人組。『Rain Treeのラジオ予備校』は、Rain Treeが地上波のラジオパーソナリティとして大活躍する日を目指して、いろいろなスキルを学ぶという“予備校スタイル”の番組。地上波版は毎週日曜25時30分から10分間放送中、ポッドキャスト版は毎週木曜18時頃配信中だ。
イベント冒頭、会場が暗転しボルテージが高まる中、まず表題曲メンバーが登場しミニライブがスタート。5月28日(水)に発売された2ndデジタルシングル『つまり』が披露されると、リスナーたちは、来場者特典のルミトンを振って大興奮。その後は、カップリングメンバーにバトンタッチし、カップリング曲『3秒ルール』が披露され、会場はさらにヒートアップした。
ミニライブを終えると、改めて全員がステージに集結。リスナーとの距離の近さを楽しみつつ、1人ずつ自己紹介をおこなった。会場に集まったリスナーの中で「どれぐらいの人がラジオを聴いているのか」を、ルミトンを使って教えてもらう場面では、「毎週聴いている」を示す緑色を点灯させる人が多くを締め、メンバーたちも安心した様子。中には「1回も聴いたことがない」を示す赤色の人もいて「えーっ!」と驚く場面もありつつ、改めて番組内容を説明した。
番組内でも注目の『フィードバックタイム』は、時にはダメ出し含めたアドバイスが送られる番組の名物コーナーで、ラジオ関係者が“先生役”となって送る本気のフィードバックが注目されている。イベント内では、番組収録中の写真ともに、以前ニッポン放送の冨山雄一プロデューサーから送られた“手厳しいアドバイス”を含めて振り返った。
番組紹介後、会場に授業が始まるチャイムが鳴り響くと、フリーアナウンサーの垣花正が初夏の公開授業の“特別講師”として登場。垣花は、現在毎週月曜日から木曜日の朝8時からニッポン放送で『垣花正 あなたとハッピー!』のパーソナリティを担当しており、1994年から30年以上ラジオの第一線で活躍している大ベテランだ。
垣花の“授業”では、垣花主導でメンバーそれぞれがトークや原稿読みなどを実施。まずは、「保育園児のように、質問をしたら『はいはいはい!』と手を挙げてください」と積極的に参加するようアドバイス。早速、仲俣が「垣花さんは、いつもアロハシャツなんですか?」と先日会ったときの服装に触れて、話を広げようと奮闘した。
「ラジオは緊張する」という吉川は、「顔が見えない分、声で伝えなければいけないから」と理由について言及。それに対して垣花は、「ラジオは“部室”みたいなもので、リスナーはRain Treeの部室を想像しながら聴いている」「楽しい気持ちで話すから、リスナーも楽しくなる」と大事なことをアドバイスし、「リスナーは“部室”の周りに集まって世間の風から守ってくれる“人垣”であり、リスナーを大事にして続けていくことが極意です」と諭した。
「何かがあったときにまず初めにラジオで報告するのは、ラジオという“部室”の中でリスナーが“人垣”となって世間からの風から守ってくれているから」と話す垣花に、鈴野は「感動しました!」と声を上げ、会場からも大きな拍手が。番組の告知原稿を読んでみる場面では、百瀬と黒澤がチャレンジ。百瀬は番組エンディング告知原稿読みを行い、垣花からのアドバイスも刺さっていた様子。黒澤はところどころ漢字を読み間違えながらも、長めの架空イベント告知を一生懸命読んだが、読み終わったあと「どうですか?」と垣花が尋ねると、「…はい?」と緊張して固まったまま反応。予想外の回答に、垣花は「そんなに難しいこと聞いてないですよ!?(笑)」と驚いていた。
コーナーの最後に、このあとの公開収録を担当する4人のメンバーを決める選抜テストを実施。以前、ニッポン放送の冨山雄一プロデューサーから「自己紹介でインパクトを残してください」というアドバイスが送られたことを受けて、名前の前に「自分らしい一言」をつけて自己紹介をしてもらい、ディレクターが4人を選抜するという流れに。それぞれが自分らしいチャレンジを込めた自己紹介を披露して会場を盛り上げた。
その結果、「誰にも共感してもらえない悩みに悩んでいる」という朝宮、「おじいちゃんと仲直りしたい」と話した葉山、「密かに数を増やしているものがある」と匂わせた吉川、「先日、人生で初めて失神した」と衝撃の自己紹介コメントをした百瀬の4人が選ばれた。垣花退場後、公開収録の準備をするため4人も一時退場。授業を終えるチャイムが鳴り、イベントは休み時間企画へと移っていく。
実施したコーナーは『ルミトンで、お客さんと遊ぼうコーナー』。お馴染みの“100分の1アンケート”のように、客席の中で1人だけが当てはまりそうな質問を数人のグループに分かれて考え、当てはまる人にはルミトンの赤色を、当てはまらない人には緑色を点灯させてもらうという内容だ。
最初のグループが発表した「靴下の左右が違う人はいますか?」という質問では、なんといきなり赤色が1人という結果に。さらに、続いてのグループの「口内炎が2つ以上ある人」、次のグループの「今日の朝ごはんがチーズケーキだった人」という質問でも赤色が1人となり、メンバーたちは「すごーい!」と大喜びした。3グループ連続で1人達成となったが、最終グループの「この中で大学を留年したことある人」という質問では赤色が12人、「この中で医学部を卒業した人」という質問では0人で、達成ならずという結果となった。最終グループの永瀬が「もう帰ろう」と無念感満載の声で囁くと、授業再開のチャイムが鳴り響いた。
垣花による授業で選抜された朝宮、葉山、吉川、百瀬の4人が登場すると、ポッドキャスト版『Rain Treeのラジオ予備校』の公開収録がスタート。垣花と他メンバーは別の場所からリラックスした状態で見守る一方、4人は緊張感を抱えつつも番組オープニングでは通常通りメールを紹介しながらトークをしたり、途中で、授業中に新野が紹介した自己紹介が特に気になるという話題になると、別場所で見守っていた新野が会場後方から急遽登場。自己紹介で披露した「私の前世は人魚」というエピソードの詳細を語り、4人やリスナーのツッコミがありつつ大いに盛り上がった。
番組オープニング部分が終わると、自己紹介で語られたエピソードを深堀りしていくことに。ラジオを聴いている感覚でお客様に楽しんで頂くべく、会場の照明を落とした状態で1人ずつエピソードを紹介した。朝宮の「誰にも共感されない悩み」は、「食べ過ぎると皮膚が痛くなる」ということだそうで、メンバーたちに話すもやはり共感はしてもらえず。葉山は祖父母と一緒に暮らしているが、祖父は非常に頑固で喧嘩をすると長期に渡るそうで、1ヶ月前に祖父と喧嘩をしてから口を利いてくれていないとして、仲直りをするいい方法がないかリスナーに問いかけた。
吉川の「数を増やし続けているもの」は、「覚えている円周率の桁数」だそうで、「今では40桁まで覚えている」と話したが、実際に披露すると会場からは「違う…」という反応が。実際は「36桁ぐらい」という結果に落ち着いた。遊園地の絶叫マシンが大好きだという百瀬は、先日片瀬と仲俣と3人で遊園地へ行ったときのエピソードに触れ、「絶叫系が大好きなはずなのに一瞬失神してしまい、そのときに首を痛めた」と話した。絶叫マシンを降りたあと、後ろにいた仲俣から「失神してたよね?」と言われたそうだが、なぜ仲俣が気づいたかというと、「風圧で失神した百瀬の首が後ろに反って、百瀬のおでこが見えていた」という状況だったとのこと。まさかの怪談風話に、メンバーたちは「こわ~い!」と声を上げていた。
番組エンディング後、垣花と残りのメンバーが再び壇上にあがり、垣花からの「フィードバックタイム」へ。大前提として、「今回は“部室”ではなく公開収録だから、いつもとは違う」としつつも、「リラックスして、思ったことを素直に口に出してリアクションしてあげることが大事」「メールを読むときに、『〇〇が読みます』と名乗った方がいい」「話を振るときに1人1人名指して振ってあげると、誰が喋っているかがリスナーに伝わる」「リスナーが映像を想像できるように喋るのが大事」といった“先生”としてのアドバイスを伝授。ポッドキャスト収録時にリアクションが薄かった選抜4人に対してRain Tree他メンバーからは「全然ダメ!」「そこで突っ込まないと!」など愛と厳しさのあるダメ出しや、会場のリスナーからも次々と“先生”目線のフィードバックが寄せられる、ラジオ予備校らしい時間になった。結びに垣花は「これを聴いて、自分たちのラジオを聴いてリスナーがどう思っているかが分かったと思います。リスナーが番組に参加できることが大事で、これがラジオの良さなので、ぜひラジオを楽しんでください!」とエールを送った。
エンディングでは、会場のリスナーに挨拶をしながら全員で感想を言い合ったあと、リスナーと同じルミトンを持っての記念撮影。締めトークも進みこのままイベント終了かと思いきや、ここで突然会場が暗転。スライドには「そういえば垣花先生の授業中、黒澤さんイベントのことをお話されていましたよね」との文字が。すると、黒澤が授業中に読み上げた“架空イベント告知”の音声が流れ、「これ、本当です」「Rain Treeのラジオ予備校 公開授業シリーズ 第2弾開催決定!」と表示されると、サプライズ発表に会場は大盛り上がり。2025年内開催決定の知らせに、メンバーや会場一同大興奮となった。そして最後に、『つまり』のミニライブをもう一度行い、Rain Treeメンバーにより行われたお見送り会を経てイベントは終了。メンバーのこだわりが詰まったイベントグッズは完売、チケットも完売の中、イマジンスタジオに詰めかけたリスナーを大盛況の渦に巻きこんだ初回の公開授業は幕を閉じた。
なお、6月12日(木)18時頃に配信される『Rain Treeのラジオ予備校』ポッドキャスト版(#22)では当イベントの様子を一部お届け。さらに6月15日(日)に放送される地上波版は、当イベントで公開収録パートを担当した朝宮、葉山、吉川、百瀬がイベント終演直後に収録した模様が放送される。
【イベント概要】
■イベント名:Rain Treeのラジオ予備校 初夏の公開授業2025
■日時:2025年6月8日(日) 15時30分開場 16時30分開演
■会場:ニッポン放送イマジンスタジオ
■出演:Rain Tree 特別講師(ゲスト)垣花正
■チケット代:全席指定・特典付き(お見送り会、ルミトン) 5,800円(税込)
■イベントHP:https://event.1242.com/events /rt-openclass-earlysummer25/
【番組概要】
■『Rain Treeのラジオ予備校』 ニッポン放送地上波版 放送時間:毎週日曜25時30分~25時40分
■『Rain Treeのラジオ予備校』 Podcast版 配信時間:毎週木曜18時頃から各サービスで配信
■番組公式X:@RainTree_1242
■番組ハッシュタグ:#RainTreeのラジオ予備校