瀬戸内寂聴 人間はみな迷いと煩悩のかたまりです
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第419回 私たちは、みな凡夫(ぼんぷ)で迷いと煩悩のかたまりです。死にたくないとうろたえる人間臭さを恥じることはありません。それが人間なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第419回 私たちは、みな凡夫(ぼんぷ)で迷いと煩悩のかたまりです。死にたくないとうろたえる人間臭さを恥じることはありません。それが人間なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第418回 この世で受ける苦から逃れるには、どうすればいいのか。それは煩悩の火を消し、静かなこだわりのない心を保つこと。お釈迦さまは繰り返し、このことを説き続けました。 瀬戸内寂聴…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第417回 身近に悩み苦しんでいる人がいたら、とにかく話を聞いてあげることが大切です。答えは必要ありません。ただ話を聞いてあげてください。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第416回 相手がどれだけ愛してくれているかなどと気にせず、自分の愛情をどんどん相手にプレゼントすればいいのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第415回 明日はきっと、美しいものや愉快なものが自分を待っていてくれると思う方が、今夜の眠りは安らかになると思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第414回 病魔と闘っているあなた。自分ひとり、どうしてこう不運なのかと思わないでください。 あなたが強いから、耐えられるから、与えられた試練なのだと思って力を奮い立たせてください…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第413回 「今」というときは二度と訪れません。過ぎ去った過去よりも、どうなるかわからない未来よりも、はるかに切実で大切なのが今です。今を全力で行きましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第412回 やがて命尽きる運命と教えられても、人間はこの世に執着し、長く行きたいと願います。 それほど自分の命やこの世の生活を愛しているのでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第411回 歳を取るということは、人より経験がある、豊かな生を生きているということです。 老いることに誇りを持ちましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第410回 自業自得(じごうじとく)という言葉は私のお守りです。何か嫌な目に遭った時、私は「自業自得、自業自得」と念仏のように称(とな)えます。だって、大抵のことは自分のしたつまら…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第409回 人間が好きで小説書きになった私にとっては人との出会いが、たとえそれが苦痛や悲哀を伴っても、生きている何よりの証(あかし)として、有難いことに思われます。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第408回 時代と共に世間の風俗、風習は変化し、それにつれて、人々の思想も道徳も法律も変わっていきます。革新して良くなる場合もあれば、改悪して後退する時もあるのです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第407回 不幸もいいことも突然予告なしにやってきます。それが人生です。今この瞬間を大切にしましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第406回 人間の感情はとても複雑なもので、今日は好きでも明日は嫌いになることがよくあります。憎しみと愛情は、打ち寄せる波のように刻々と変化していくものなのです。 瀬戸内寂聴 撮影…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第405回 人の喜びを自分の喜びとしてあげましょう。人の悲しみを一緒に悲しんであげましょう。そうすれば、人の幸せがあなた自身の幸せとなって戻ってくるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第404回 手に持っているものを捨てないと、新しいものは掴(つか)めません。戴(いただ)くものも戴けなくなってしまいます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第403回 長生きして一番辛(つら)いのは、自分にとって懐かしい人、恋しい人、会いたい人がどんどんこの世からいなくなり、それを見送らなければならないということです。 瀬戸内寂聴 撮…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第402回 線香は、一本立てれば死者のため。二本なら、もう一本は死者に話しかけるもの。 三本立てたら、その一本は懺悔のためと言われています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第401回 信ずるものがあった方が、悲しいとき、つらいときに、自分を支えることができます。 仏教でなければいけないなどとはいいません。何でも構わないと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第400回 想像力というのは、鍛えないと衰えて枯渇します。他人(ひと)がどんなに苦しんでいるか、顔や様子を見て想像する力を衰えさせてはいけません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第399回 人は愛したものを離したくない。奪われたくない。去られたくない。それがすなわち執着です。執着心とは、対象を独占しようとして苦しむ心のことです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第398回 何ごとも中途半端はいけません。人を好きになるのも命懸けです。 そうすれば、どんな相手でも道は出てきます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第397回 少なくとも一日五回は笑うことです。 笑っていれば、大抵のことは乗り越えられます。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第396回 夏の蝉の声にも秋の虫の合唱にも感動し、四季のある日本に生まれたことに感謝します。それらへの恩返しは、動植物が絶滅しないように、自然を守り続けていくことしかないのです。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第395回 何をするにも自分次第です。 自分のしたいことを何が何でも達成するんだという情熱があってこそ、ものは創られていくのだと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第394回 愛情も度が過ぎれば相手を息苦しくさせます。『源氏物語』では、嫉妬の情念を抑え込んだ御息所(みやすどころ)の念が、思いもかけない鬼となりました。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第393回 人間は生まれた時から一人で生まれ、死ぬ時も一人で死んでゆきます。孤独は人間の本性なのです。だからこそ、人は他の人を求め、愛し、肌であたため合いたいのです。 瀬戸内寂聴 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第392回 煩悩の炎が燃えている時は苦しいものです。この煩悩の炎を消すためにするのが修行です。そして、煩悩が静かになった状態を悟りというのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第391回 世の中には尽くしたくても尽くす相手がいない人がたくさんいます。何かをさせてもらえる、尽くす相手がいるという幸せを忘れてはいけません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第389回 大抵の人間は自分本位です。特に女性は、自分中心に地球が廻っていると思っていて、思い通りにならない現実に腹を立てて愚痴ばかり言うのです。思い当たることはありませんか。 瀬…