瀬戸内寂聴「輪廻(りんね)」とは?
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第479回 人間は生きている間の業によって、死ねば迷いの世界に生まれ変わり、死に変わりして、車輪が廻るように果てしなく流れていくとされています。これを「輪廻」といいます。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第479回 人間は生きている間の業によって、死ねば迷いの世界に生まれ変わり、死に変わりして、車輪が廻るように果てしなく流れていくとされています。これを「輪廻」といいます。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第478回 老いや死を自分なりのやり方で受け入れ、死のその瞬間まで存分に生き切った人には、ある美しさが宿ると私は思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第477回 モノばかりを頼りに生きる人は、いつかモノに裏切られます。モノやお金で愛が手に入りますか。子供が産めますか。友を作れますか。できないでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第476回 仕事をする中で目標や目標が生まれます。 その目標や目的に近づこうとする努力が結果的に他人(ひと)を幸福にすることにつながる。それが「働く」ということだと思います。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第475回 医者から癌で半年の命と言われた女性が、宣告のショックから立ち直ると、「私は画家として死にたい」と言って、ひたすら絵を描き出しました。何者として死ぬかということは、人間に…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第474回 『源氏物語』の舞台になった京都・雲林院(うりんいん)は、門をくぐると通りの喧騒が嘘のように静まります。光源氏も雲林院に籠もって経典を読むなどして心を鎮(しず)めたと記さ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第473回 勝敗の心を捨てれば楽になるのはわかっていても、捨てられないのが人間。そこに宗教が生まれます。人に勝とうとする煩悩を信仰で調整せよと教えています。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第472回 一日を終える夜の時間に、自分と向き合い、反省し、どんな善をなしたかを考えてみるようにしましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第471回 京都・天龍寺は紅葉も花も松籟(しょうらい)も、すべてがたっぷりと豊かに溢れています。心の屈した日は天龍寺へ行き、ひとり黙って一廻りすると、いつしか気分が爽快になっていま…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第470回 人と人とが出逢うことは奇蹟です。偶然同じ時間を過ごすには理由があります。 ひとつひとつの出逢いを大切にしましょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第469回 小説というものは、作者が意図したものとまったく違う、とんでもない方向に進むことがあります。登場人物が勝手に動き出す、まさにそのとき、その小説に命が宿るのです。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第468回 認知症になっても、楽しい、美しい、喜びの感情は残っています。好きなものをあげたり、好きな物を着せたり、話しかけたり、心を寄り添って生きれば、必ず伝わります。 諦めないで…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第467回 私はこの頃、自分の身のほとりに、私を残して他界した人たちの魂の気配を感じます。 肉体は消えているのに、霊魂は在りし日のやさしいままなのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユー…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第466回 愛する人と別れたことのない幸せな人は、愛する人と別れて悲しむ人にやさしい手を差し伸べることはできないでしょう。悲しみを知らない人は、他人の悲しみがわからないからです。 …
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第465回 「和」が実感できると、自然に自分以外の人の秀れた点を尊敬できるようになります。 そのとき、心の寂(しず)けさが生まれ、煩悩が静められるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユ…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第464回 阿弥陀さまが彼岸で待っているという証拠が見たいといわれても、そんな証拠などありません。「ある」と信じることから始めるのが信仰です。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第463回 やがて来る避けられない老いをどう生きるかは、すべての人にとって気がかりな問題です。他者に面倒をかけず、最期まで生き切ることができればいいのですが。 瀬戸内寂聴 撮影:斉…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第462回 人間は幸福になるために生まれてきたのです。誰の命だって「人を傷つけろ」「人を殺せ」と言われてこの世に送り出されてきたのではありません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第461回 恋人との仲を裂かれるのと、恋人に見捨てられるのと、女にとってどちらが辛いのでしょう。祇王(ぎおう)、祇女(ぎにょ)、仏御前、小督(こごう)。小倉山の入日に映える紅葉の美…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第460回 感謝しながら一粒一粒のお米を食べると体の血となり肉となります。よくぞ私の手に入ったと、どんな物に対しても感謝の心を持って頂いて下さい。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第459回 人間、男も女も、いくつになっても、やはり恋はしていたいものです。でも私は、最近ときめきがなくなっているので、ステキだと思える相手を探しています。死ぬまでときめいていたい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第458回 今は、隣人と付き合わない、自分さえよければいいという風潮(ふうちょう)があります。離婚も平気。けれど、どんなに時代が変わっても、最期に残るのは家族なのではないでしょうか…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第457回 人は朝目覚めるとき、夜眠るとき、愛する人のことを思います。それが恋というものでしょう。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第456回 「死んだ後に財産が残っているのは執着心の表れで、智慧(ちえ)ある人のしないことである」と『徒然草(つれづれぐさ)』に書かれています。人間は今も昔も執着の心に悩まされてい…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第455回 どん底まで落ちた人には、順風満帆(じゅんぷううまんぱん)に生きている人に対してより、仏の慈悲はずっと多く注がれるのです。それを信じて、顔を上げて立ち直って下さい。 瀬戸…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第454回 裏切られたり、失恋したり、愛する人に死に別れたり、大病したり、そういう経験が多い人ほど、人の苦しみを深く思いやることができるのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第453回 「これだけ拝(おが)んだのだから、これだけ御利益をくださるべきだ」という気持ちがあるとすれば、それは本当の信仰ではありません。見返りを求めてはいけないのです。 瀬戸内寂…
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第452回 睡眠が一番の健康、美容の元です。但し、寝すぎるのは禁物です。ご自分に適した睡眠時間を守った方がいいと思います。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第451回 相手が今何を求めているか、何に苦しんでいるかを想像することが思いやりです。 その思いやりが愛なのです。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ
【瀬戸内寂聴「今日を生きるための言葉」】第450回 死ぬということは、生命を川の流れに注ぎきり、川を太らせ、永劫に流れ続けるその川の中に蘇生するということかもしれません。 瀬戸内寂聴 撮影:斉藤ユーリ