今季のプロ野球は、レギュラーシーズンが昨日ですべて終了。週末からクライマックスシリーズがスタートします。個人成績を振り返ってみると、やはりスゴかったのは、山田が史上初めて2年連続トリプルスリーを達成したことでしょう。
タイトルは盗塁王を獲得。山田の場合は1塁から2塁を盗むのみで、3盗やホームスチールはありません。特筆すべきは、15年は89パーセントであった成功率を、今年は93.5パーセントまでに引き上げたこと。異例の進化を遂げています。
2014年、日本人右打者の最多安打の更新をした時も異例の進化と言われましたが、厳しく警戒される中で盗塁の成功率を上げるということは、大きく評価すべきことです。
この3シーズンで104本のホームランを放ち、今年も38ホーマーを放っていますが、「ピンとこない。すべてがヒットの延長のイメージだった」と語っています。このコメントには驚きましたが、まだまだ、伸びることは間違いありません。
忘れてはならないのは杉村チーフ打撃コーチとの二人三脚。「3年間は、面倒をみる」と約束され、「その代わり、1日も休むな」とクギをさされた山田は、移動日以外は、ほぼフル回転を続けてきました。今年も、9月29日にトスバッティング、ティーバッティングを行わなかった以外は、皆勤でした。
以前は、マリナーズでプレーする青木が、杉村さんから指導を受けていたことが有名でしたが、「ジェラシーを感じる。実際、見たわけではないけど、熱の入れ方が違う」と漏らしていたほどです。
一方、昨シーズン、トリプルスリーを同時達成したソフトバンク・柳田が今年、鳴かず飛ばずであったように、ライバル球団の投手も手をこまねいているわけではありません。徹底的にデータを解析して、研究し尽される。攻め方も厳しくなりました。
山田も同様でしたが、そんな絶対マークの中でトリプルスリーを2年連続で果たしたということは大変な快挙であると言えるでしょう。
ところが、気になるのは、契約更改。昨オフは、イチロー、松井と並んで高卒5年目で史上最速の2億円到達を達成しました。しかし、今回の下交渉では、思った以上に評価が低く、「ショックだった」ということです。
ちなみに、ヤクルトの日本人最高年俸は06年、古田兼任監督の3億6,000万円。山田の今季年俸は、2億2,000万円でした。ヤクルトはどれだけの年俸を支払うのでしょう。
余談ですが、山田がFA権を獲得するのは2019年のシーズンオフです。
10月6日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」