「両親をマツダスタジアムへ招待したい」 ソフトバンク・柳田悠岐外野手(28歳) スポーツ人間模様

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柳田悠岐

9回ソフトバンク1死二、三塁、柳田が中前に勝ち越し打を放つ=札幌ドーム 写真:共同通信イメージズ

昨日は非常にスリリングな試合でした。ソフトバンクが息を吹き返す1勝。
1点を追う9回にダブルスチールを敢行して同点に追いつき、その後、柳田悠岐が決勝打を放ちました。
今シーズン最大11.5ゲーム差をつけ、ソフトバンクの楽勝と言われていましたが、終盤に日ハムの激しい追い上げを受けて失速。
やはりトリプルスリー選手・柳田不在の影響は予想以上でした。

9月1日・西武戦で、右手薬指の骨折のアクシデント。右第4指末節骨骨折は、手の指の先端の骨です。
炭谷の飛球をスライディングキャッチした際、グラブに添えた右手に打球が直撃。全治6週間の診断でした。

先日、DeNAの梶谷選手も薬指にひびが入りながらも出場してヒットを打ちましたが、骨折は野球選手にはつきものケガとも言えるでしょう。
柳田の骨折は現在も完治したとは言えず、まだ痛みが残る状況だそうですが、工藤監督は

「早く戻りたいと思えば、早く治るかもしれない。全治6週間は普通の人の期間。絶対に治してくれる」

と言い続け、クライマックスシリーズ・ファーストステージから復帰しました。
とはいえ、結果が伴わず、ファーストステージでは無安打で、全くいいところなし。

ファイナルステージの第1戦で日本ハム・大谷にチームも完敗すると、

「球がエグい。おれじゃ打てない」

しかし、これは腹の中に闘志を秘めた上での発言でしょう。
ようやく一矢報い、これから本気でソフトバンクが日ハムに襲いかかろうというところ。

柳田は「FAで広島に移籍したい」と日ごろから語っており、子供の頃から熱狂的なカープファンだったそうです。セ・リーグのCSは、シーズンの勢いそのままに広島が王手をかけました。
日本シリーズでの対戦を楽しみにしており、

「両親をマツダスタジアムヘ招待したい」

と言っているそうです。

ようやく復調を遂げた柳田がソフトバンクを不調から救い出して、日本シリーズに名乗りを上げ、広島と日本一を競うという図式をソフトバンクファンは熱望しています。
日ハムファンの方は、もつれる前に大谷翔平の活躍で勝ってしまうのではないかと思っているでしょうが、勝負は水もの。下駄を履いてみるまではわかりません。

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10月14日(金) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」

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