8日、東京・両国国技館で初日を迎える大相撲初場所。横綱白鵬が大復活の兆しです。
2016年は圧倒的な強さを誇った白鵬に、陰りがみえたことも確か。07年から9年連続で年間最多勝を続けていましたが、名古屋場所で横綱昇進以来、ワーストタイの10勝に終わり、秋場所では両足の故障で、10年ぶりの全休も。そんな影響で年間優勝が2回にとどまりました。
大鵬の通算最多優勝を超え、通算33回の優勝を果たしたのは2015年初場所。
「この後、どこへ向かっていいかわからない。迷った」
と、後に語りました。目標があるから強くなれる。要は、燃えつき症候群に見舞われたということです。
それでも何かをつかんでくるのが白鵬。2017年最大の目標は、魁皇がもつ通算最多勝の更新です。白鵬は現在1008勝。最短でいけば夏場所で達成可能ということですが、白鵬ならば一気にやりかねません。
白鵬復活で日本の大関陣は蹴散らされるということになるのでしょうか。
「去年は大関が活躍した年だったからね」
と白鵬。それは暗に今年は自分の番だと言っているのでしょう。
昨年12月14日、第4子の3女が誕生。
「ミルク代を稼がないとね」
とヤル気が満ちている。体調の良さは全身を見れば一目瞭然。今年の白鵬はいい、と関係者や報道陣が異口同音に口にしています。
通算優勝回数は37回。仮に初場所から3場所連続Vということになれば、通算40回の優勝と、通算最多勝をともにクリアできる可能性が大きい。
去年の初場所は琴奨菊が優勝しました。テレビに出まくり、パレードまでしましたが、その後は勝てず。
今場所、白鵬に土を付ける力士がはたして何人出てくるのでしょうか。
1月5日(木) 高嶋ひでたけのあさラジ!「スポーツ人間模様」