ディズニー・アニメーションを実写化した「美女と野獣」の「プレミアム吹替版」キャスト発表会が、本日1月31日に都内で行われ、ベル役の昆夏美、野獣役の山崎育三郎ら11名が登壇した。
本作は、1991年に公開され、米ディズニーがアカデミー賞でアニメとして初の作品賞にノミネートされた傑作アニメ『美女と野獣』の実写版。
メガホンをとったのは、大ヒットミュージカル映画『 ドリームガールズ』を手掛けたビル・コンドン監督。実写版ではベルをエマ・ワトソン、野獣をダン・スティーヴンス、ガストンをルーク・エヴァンスが演じている。
魔女の呪いによって醜い野獣の姿に変えられた王子は、誰かを心から愛し、愛されることがなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明でかけがえのない自分を信じるベルと、“人と違う”外見に縛られ、本当の自分の価値を見出せずにいる野獣が、真実の愛を見つけ惹かれ合っていくラブストーリーを描く。
https://www.youtube.com/watch?v=n9LUfPs5p0Q
この日発表されたプレミアム吹替版キャストは、聡明で美しいヒロイン・ベル役を昆夏美、野獣役を山崎育三郎、ベルの父親・モーリス役を村井國夫、燭台のルミエール役を成河、置時計のコグスワース役を小倉久寛、ポット夫人役を岩崎宏美、その息子・チップ役を池田優斗、洋服ダンスのマダム・ド・ガルドローブ役を濱田めぐみ、羽ぼうきのプリュメ役を島田歌穂、ベルを狙う村人のガストン役を吉原光夫、ガストンの子分ル・フウ役を藤井隆が務める。
本日の発表会ではチェロとピアノの生伴奏に乗せ、「美女と野獣」のテーマソングをキャスト全員で歌唱した。
ダンスシーンで見せる、ベルと同じ黄色いドレスで登場した昆は「『美女と野獣』が実写化され、エマ・ワトソンがベルを演じると知った時に、なんてぴったりなんだろうと思いました。そのベルの吹替を担当させていただけることを大変光栄に思います。人生何が起きるか分からないといううれしい驚きでいっぱいです。世界中の女性にとって、本作の音楽やベルの黄色いドレスは憧れの象徴だと思います」と大好きな作品への出演に喜びを口にした。
野獣役の山崎は、「ビデオテープがちぎれるくらい見ました。そのころからいつかディズニーの吹き替えをしたいと思っていました。思い続ければ夢がかなうんだと実感しました」と喜び、また、「この作品は単なる実写映画ではありません。今後100年語り継がれるエンターテインメントになります。そして本作の野獣は、今まで語られることのなかった悲しい生い立ちや繊細な部分などが描かれており、男性にも注目していただきたいです。このステージにいるミュージカル界のスーパースター11名で、『美女と野獣』をつくれることに感動しています。」とコメントした。
ほか、キャストのコメントは以下の通り。
●村井國夫(モーリス)
私もオーディションでこの役を獲得しました。『ダンボ』や『バンビ』など、白黒作品のときから60年以上見てきました。それがこんな風にディズニーの吹き替えをやらせていただくとは
●成河(ルミエール)
ディズニー映画には欠かせない“おどけた案内係”といいますか見ていただくすべての人たちに愛してもらえる大好きな役なので大切にしたい
●小倉久寛(コグスワース)
いきなり私事ですが、20年前の披露宴の入場曲が『美女と野獣』の曲で幸せだったころを思い出します……
●岩崎宏美(ポット夫人)
ディズニーの作品に出演するのは夢の一つでした。可愛らしいベルに温かい気持ちを贈りながら頑張りたい
●池田優斗(チップ)
やんちゃなチップのイメージを大切にしていきたいです!
●濱田めぐみ(マダム・ド・ガルドローブ)
自身のデビュー作品が劇団四季の『美女と野獣』のベル役でした。この作品は思い出の宝箱に入っている宝石のような作品。素敵な魔法をかけられるように頑張りたいです
●島田歌穂(プリュメット)
美女と野獣は何度も見た大好きな作品です。羽ぼうきに姿を変えられたプリュメットのように羽のように軽やかに、奔放に、ちょっとセクシーに!演じさせていただきます
●吉原光夫(ガストン)
ガストンは唯一死ぬ役なので、人間らしい欲深い部分を出していけたらなと思います
●藤井隆(ル・フウ)
自分が一番、『なぜ自分だろう』と思っています。ディズニーの作品を愛している方はたくさんいらっしゃいますので、粗相のないように精一杯、ガストンさんを盛り上げていきたいと思っています
『美女と野獣』は、4月21日から全国で公開される。
●公式サイト
http://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast.html
【取材・文:allnightnippon.com編集部 望月知世】