データベースによると、中国に好意的な西ヨーロッパ、反中国なのは韓国と日本?高嶋ひでたけのあさラジ!

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2/28(火)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

データベースによると、中国に好意的な西ヨーロッパ、反中国なのは韓国と日本という事実?
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター富坂總(ジャーナリスト・拓殖大学教授)

好意的な中国メディアの1位はイスラエル。反中国は1位韓国、2位日本

高嶋) この間マサチューセッツ工科大学の先生が、中国が各国でどう伝えられているか、どの国が反中国のメディアなのか、という分析をして面白い数字が出たということですが、教えていただけますか?

冨坂) 良くも悪くもないのがゼロだとすると、若干好意的なのはプラス、範疇的なのがマイナスという数字になります。その中ですごく高い、つまり中国に一番親しみをもって報道している国はイスラエルでした。

高嶋) イスラエル?

冨坂) 2.229というのがイスラエルと出ていて、続くイタリアは2.034、イギリスが1.335、オーストラリア1.256と続いていて、ほとんどフランスドイツあたりは1くらいまでには収まります。さらにカナダは0.766、アメリカも0.307.

高嶋) 今出した国が中国に対して好意的ということですか?

冨坂) そうですね、プラスの報道をしています。そしてマイナスで多い順だと、韓国が-1.639。続いて日本の-1.554、そしてベトナムの-1.42というと感じになり、最も反中的報道は韓国、二番目が日本、三番目がベトナムという結果になりましたね。

高嶋) ベトナムはわかります。あれだけのことをされていればね。

冨坂) でも日本より低いわけですよ。こうやって見てみると、日本が否定的に報じていると同じくらい、好意的に西ヨーロッパが報じているというイメージです。

中国に対して西ヨーロッパとの連帯は無理

高嶋) やっぱりあの距離の近さと遠さが大きいですか?

冨坂) 大きいですね。結局遠いと他人事ですから。日本人は自分たちが見ている国際報道は、世界の人も見ているものだと勘違いしてしまうところがあります。そのあたりの感覚の違いがよくわかるデータになっています。日本と同じように中国を憎んでいる国は本当にないのです。

高嶋) なるほど。

冨坂) 西ヨーロッパの人たちと連帯しようとしても実際のところ無理なので、そこを考えていかないといけないです。

高嶋) 本当ですね。中国はヨーロッパやアメリカにとってはビジネスの重要なパートナーだし。嫌いなのは韓国と日本だけですか。中国に対しては韓国と日本は仲良くしますかね?

冨坂) この数字を見る限り連帯できそうですよね。

高嶋) だからそういう目で見られるというわけですよね、逆に中国のほうからも。

冨坂) そうですね。

高嶋) 韓国と日本は「俺たちに対して非常にキツイ目で見ているな」と。

中国とイスラエルの独特な繋がりとは?

高嶋) しかしイスラエルはどうしてそんなに高いのですか?

冨坂) イスラエルは元々、上海のところにイスラエルの人を匿っていたり、東北に彼ら専門の居留地を作ろうとしたりしたこともありまして。ずっと上海に住んでいた人の中にはロシア人もいますが、そういう人たちが中国に同化していき、独特の結びつきがあります。だから実はアメリカの軍事技術はイスラエルを通してかなり中国に抜けたのではないかと言われています。

高嶋) ユダヤ人に対しても好意的な人達ですもんね。

冨坂) だからかなりの数がいました。

高嶋) こういう歴史的な流れがイスラエルに対する好意に繋がっていると。

冨坂) 独特な繋がりがありますね。

高嶋) わかんないものですね。

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