5/17(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！②
小池氏側が選対本部設置～夏の都議選へ本格始動
7:02～ひでたけのニュースガツンと言わせて！：コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
「都民ファーストの会」の選挙対策本部を設置し看板を掛ける小池百合子都知事(前列左から2人目)ら=20170516午後東京都新宿区(代表撮影) 写真提供：共同通信社
『彼女は決められない都知事だ』～自民党は“小池都知事ネガティブキャンペーン”で巻き返しを企む高嶋） 7月2日、近づいてきました。
鈴木） 都議選ですね。
高嶋） 都民ファーストが事務所開設して、これまで42人の公認候補を発表しています。鈴木さんに言わせると7月2日の都議選というのは小池さんの選挙だと。実に端的な表現ですが。
鈴木） 小池さん自身は都知事ですから候補ではありませんよね。けれども一つ例を挙げれば、今年に千代田区長選挙があったじゃないですか。このときに候補ではなくて、みんな小池さんが応援するほうに票を入れた。当選した区長自身も「まず小池さんにお礼を言いたい」と。つまり今度の都議選も候補者はいろいろ優秀な方はいますけど、やっぱり小池さんの人気がそのまま投票に繋がるのではないかと。その傾向が強いと見ていいですよね。
高嶋） 相変わらずその勢いは続いていると。
自民党の仕掛ける「彼女は決められない」というネガティブキャンペーン
鈴木） ただ、自民党がずいぶん反転攻勢とやってきたイメージがありますよね。最新の自民党の世論調査でも、都民ファーストに対して自民党の方が良い数字を出してきている。背景には自民党の小池さんへの攻撃といいますか。例えば『決められない知事だ』と。高嶋） この間の三県の知事のオリンピックの費用についての官邸に行きまして。安倍さんから丸川さんに指示が出て、要するに小池さんは『決められないんだ』というキャンペーンのようでしたが。
鈴木） 自民党というか官邸が仕組んだという話があります。小池さんはもっと早い段階からこのことについて安倍さんに相談したい、面会したいと言っていた。それには日程をはっきり言わなかった。先に三県の知事とやって「小池さんは決断力がないだろう？」というのを演出した。
高嶋） 印象付けたと。
鈴木） そういうことも全部相まって、小池さんに対してのバッシング、攻撃が、自民党が勢いを盛り返している背景にあると思います。選挙前になると必ずスキャンダルとかいろいろなものが出てきますから、そういうものを仕掛けてくる可能性があるかもしれない。ただ小池さんのところは候補が全部決まっていない。先ほども言ったように小池さんの選挙ですから、選挙が近づくといろんなところを回って、パフォーマンスをやると思います。そうするとまだ盛り返してくる可能性があります。自民党が少し押してきていますけど、ギリギリまでわからない。
小池知事の公明党議員の応援は自公を分断する狙い高嶋） 公明党の都議会議員を応援する。これ場所によってですよね？
鈴木） ええ、７つ重点区があります。公明党が危ないところがね。
高嶋） 本当は争うところもあるわけでしょう？ 都民ファーストの会と。その辺を普通に考えると、何やら動きが変だよねと取る人もいる。これはどうですか？
鈴木） 7選挙区以外のところはファーストが出ていても公明党はそこそこ力があるから必ず当選しますが、バッティングして危ないところが７つある。そこについては小池さんとしては全面的に公明党を応援する。これは自民と公明の分断ですよね。自公は国政選挙では一緒でしょう？ 今度の都議選で小池さんと公明党がくっつけば、自民党と公明党は敵同士ですから。次に東京である国政選挙のときに自公がなんか上手くいかないとなるかもしれない。
高嶋） 都合よく手を結び合っちゃうというのも、いかにも政治家らしくて。良いというか悪いというか。ちょっとわかりにくいところがある。
