小池知事・都民ファーストの会「国政研究会」発足!高嶋ひでたけのあさラジ!

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4/5(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

風向きを見ながら自民党は“抱き着き”から“対決”へ
6:29~ニュースやじうま総研ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)


都民ファーストの会が国政研究会を発足

高嶋)こういう小さい記事が出ているのですね。都民ファーストの会、国政研究会を発足。あの噂に聞いている国政研究会、小池百合子さんがやっている、あれは都民ファーストの会が発足させたのですか?

鈴木)はい。

高嶋)あ、イコールなのですか。メンバーとか。

鈴木)まあイコールと言えばイコール、ダブっていると言っても良いのでしょうかね。まあ要するに小池さんが出て来た時からいつも言われていたじゃないですか。「いつかは総理大臣を目指して国政に行くのではないか」と。それで今回も国政研究会なんていうのを小池さんの所が作るというので。

高嶋)着々と手を打っているな、みたいな。

鈴木)はい、そういう風に見られているのですけど、実は少し背景があって、基本的にはやはり都議選に向かって今ものが動いている。それで、今まで自民党が小池さんに対してガチンコだったかというと、小池さんは人気があるものだから、抱き着き作戦と言うのですかね、特に中央、例えば自民党本部で言えば二階幹事長だし、あと官邸、ここ辺りも小池さんとは程々仲良くやっていった方がいいのではないかなという感じではありましたよね。

高嶋)そうですね。いろいろ矛盾はありましたけどね。無視していました。


自民党が“抱き着き”から一転“対決”へ方針転換

鈴木)それがね、方針がガラッと変わったのですよ。もう徹底的に対決しろと。特に官邸なんかはそうなのだけども、都議選ではもう「手を握るなんてことはせずに戦え!」という。

高嶋)“抱き着き”から“対決”と。

鈴木)そうです。それでその背景で一番大きいのは、実は選挙の情勢調査というのを自民党が官邸なんかも含めてやった所、そこそこに実は戦えるのではないかという結果が出て来たと言うのですね。それでもう一時は大敗するのではないかと言われていたけれども、そこそこに戦えるのであれば、組織論として変に抱き着いて組織が壊れていくよりも、きっちり戦ってそれでいけるのではないかという風に方針転換をしたと。
これに対して小池さんが、やはり遂に官邸含め国政レベルでも自民党は自分と対決してくるというのを感じて「こっちも備えなきゃ」と。こんな感じの動きだと思うのですね。

高嶋)なるほど。安倍官邸が旗の色、旗幟を鮮明にしたと。もう小池さんとは徹底的に対決していくと。それで小池さんの方も、7月2日の都知事選からその先のことも見据えて国政研究会と。

鈴木)だからある意味ではもうこれ全面対決、となると小池さんの党籍がそのまま自民党に残っていましたけど、この辺もいよいよ綺麗にすっきり自民党を抜けるというような形になるかもしれませんね。だから対決型に遂に自民党とは移ってきているという風に見ていいと思います。


一方で都議会と公明党の関係は?

高嶋)都議会、公明党との関係はどうなりますか?

鈴木)まあそこもひとつポイントがあって、公明党と小池さん(の関係)が良いでしょ、中央では自民党と公明党はまあ組んでいる訳ですよね。だから自民党にしてみると「おいおい公明党よ、小池さんとあんたの所は組むのか。中央では自公一緒ではないか、どうなんだ」という、ある意味では小池さんと対決姿勢を示すことによって公明に対してもこうちょっと、踏み絵ではないけども、どっちなのだ、と少し通告している感じはありますよね。

高嶋)都議会議員選挙というのがその期数によっていわゆる次の総選挙に大きな影響を与えるというケースが多々あるそうですから、その辺で小池さんはまずそこに対して大きく一歩踏み出したと考えてよろしいですか?

鈴木)そうですね。それで自民党の方はやはりかなりそれを警戒していると、都議選で本当にうわーっと小池さんの力が出て来ると、そもそも国政選挙の東京どうなるのって話にもなるじゃないですか。だからもう変に抱き着くのではなくて対決だと。じゃあ小池さんも「私も用意しますよ」と、こんなピリピリムードに今入っていったということですね。

高嶋)何か、お互いに腹を括ったというような感じがしますね。

鈴木)という風に言っても良いと思いますね。

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