3/29(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！④
都議会新年度予算案可決へ
7:10～やじうまニュースネットワーク：コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
豊洲問題「素性の在り方戦略本部」を新たに設置東京都議会の予算特別委員会は昨日、小池知事が初めて編成した新年度予算案を全会一致で可決しました。明日の定例会最終日の本会議で成立します。また委員会の討論では各会派が豊洲市場への移転の可否を小池知事が早く判断するよう求める意見が相次ぎました。
高嶋）小池さんに豊洲移転を決断するようにと自民党なんかもそうですけど、随分と一般的にも高まってきたような気がするのですね。それでは今日のニュースのポイントを、森田さん。
森田）昨日の東京都議会予算特別委員会ではやはり自民党の議員が豊洲移転について、延期による補償などの経費は相当額になると、損失は計り知れないと強調しまして、予算案に自民党は賛成したのですが、移転延期に伴う業者への補償額などを増額すべきだと提案したのですが、他の会派が反対して否決をされました。市場の移転問題については検討を全庁的に進めるということで「市場の在り方戦略本部」を新たに設置するとしているのですけども、小池知事は先週金曜日の定例記者会見でもこの移転の判断の時期についてはまだ明言していないのですね。
高嶋）これ都議会議員選挙の7月2日ですか、あれが当然絡んできてしまっているのだろうかと思いますが。
小池都知事がいずれかを判断すればいいこと鈴木）まあ小池さんが最初争点にすると言ったのですよね。私は争点にしない方が良いと思うのですが、自民党がかなり強硬姿勢に変わって、小池さんに対して豊洲の可否ですよね、これ早く決めろということで攻撃に変わっている。もう完全に自民党は都議選でも対決姿勢に変わりましたからね。「小池さんや、これをずるずる延ばしてあなたは都議選にこれを政局に使うつもりだろう」と言っているのだけども、そうやって責めていることもまたこれも政局に使っている訳で、まあはっきり言ってどっちもどっちだと私は思います。そういう中で少し風向きとしてはこの問題というのは長くやっても意味無いから早く決めるべきではないかという。私はやっぱりここまでいろんなことも出て来ている中で、百条委員会はもう少し時間が掛かりますけども、もう小池さん決めて良いと思います。私は功罪という意味ではやはりこの豊洲問題をここまで問題をあからさまにした功績は小池さん大きいと思う。だけどもう決めれば良いと思いますよ。これは豊洲にしろということじゃないのですよ。豊洲なのか、計画を白紙にするでも何でもいい、とにかく知事の決断として早く決めても良いのではないかなと思います。
築地市場の状態が悪いのもまた事実高嶋）私別に石原さんに味方する訳ではないのですけど、あの言葉も説得力があって、彼がもう思い込んだら命懸けみたいな小池批判ですけど、批判はともかくとして逆に築地のあの酷さ、それからアスベストの問題とかいっぱいまた出て来ているじゃないですか。ということは何か地震でもあったりしたら大変なことになる訳で、そうしたら地下はともかくコンクリートで固められた上の豊洲は安全だというのは、そっちの方に行っておいた方がいずれにしても何か合理的だと思うのですよ。
鈴木）そうですね。まあでもやはり安心という問題もあるし、それから厳しい基準は石原さん自身が決めたというか、厳しい検査をやったら出て来てしまった訳だから。
高嶋）基準の決め方も当時の考えだとそうせざるを得なかったとか、世論を操作する為にとか。その辺全部総合的に緩和して早く決定して欲しいと思います。
この話を聴き逃したあなたは、下のバナーをクリックしてradikoのタイムフリーで聴いていただくことができます。
