5/11(木)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ！』今日の聴きどころ！④
本日安倍首相と小池知事が会談
7:10～やじうまニュースネットワーク：コメンテーター山本秀也(産経新聞論説委員)
小池都知事定例会見=20170428 写真提供：産経新聞社
東京五輪～東京都が全額負担する意向2020年、東京オリンピック、パラリンピックの費用負担問題で、東京都以外の競技会場の仮設施設の整備費については、原則として、都が全額負担する方向で調節していることが、関係者の話で分かりました。小池知事は今日午前、安倍総理大臣と会談する予定で、その場で表明する見通しです。
高嶋）昨日の政治ジャーナリストの鈴木哲夫さんの話だと、官邸が邪魔していたかのような話でしたが、今日の新聞の見出しは、「五輪仮設 都が全額負担へ」と。小池知事、今日にも表明ですが、コロっと変わりました。
森田）そうですね。東京都以外の競技会場が11あり、この仮設整備費はおよそ500億円とも言われていますが、もともとオリンピック招致のときの立候補ファイルには、「大会組織委員会が担う」というが原則で、大会経費が不足すれば東京都が補填する、となっていました。ただ、費用が膨らみ、組織委員会が全額負担するのは困難。そこで、「一部を東京都や自治体が負担する」という案が浮上していたのですが、これに対し各自治体が反発し、安倍総理が一昨日、神奈川、埼玉、千葉の３つの県の知事から、「費用負担の枠組みを早く決めてほしい」と要請され、丸川オリンピック担当大臣に、「国が調整にはいるように」と指示を出していました。一方、小池知事は、「今月中に答えを出したい」としており、昨日鈴木さんは「なかなか官邸の方が安倍さんに会わせないからだ」と言っていましたが、今日の午前、小池知事が安倍総理と会談することになり、その場で「東京都が全額負担し、各自治体の負担は無し」、これを表明するとのことです。ただ、自治体により会場誘致の経緯が違うため、個別に負担のありかたについては今後協議するという方向になりそうです。
豊洲問題についても、近いうちに決着を付けるのか？高嶋）都議選も近づいていますが、マスコミによっては「小池東京都知事に対する、風向きが多少変わった」というところもあります。
山本）やはり、選挙が近いというのが、そこがすべて、ここにきて出ているのは間違いないでしょうね。都議選が近づいていますから。都民ファーストで、候補者もだいたい揃っているようですが、やはり小池さんに必要なのは、ここに来て結論を出さなければ行けない問題が、宿題がだいぶ溜まっている、ということですよね。その１つがこのオリンピックの11自治体の開催費用の問題だったわけですが、この結論がどう転ぶのかに興味があります。もう１つはやはり豊洲市場の問題、どう結論をつけるのか。これも宿題ですね。
高嶋）豊洲はどうですか？ 都議選前に決断するのかしないのか……情報が入っていますか？
山本）私は何の情報も持ち合わせていませんが、ただ日を追うごとに、維持経費、業者への負担、保証がかかってくるわけですから、これは早く決断しないと都民の血税が水となって流れていくわけですから……
高嶋）森田さん、築地のこの間地下水道の検査、結論が出るのは。26日くらい？
森田）そうですね。今月中と言われていましたね。
高嶋）予想とかは？
森田）いえ、ハッキリしていません。それから今日も市場のあり方戦略本部で、築地の業界団体からヒアリングを行うとのことで、まだいろいろな意見も聞きながら精査して決めるということは小池さん、言っているわけですよね。
高嶋）こう言うと小池さんは怒るでしょうけれど、「いろいろな問題を全て自分の政治的な手法に使う」ということに関してだんだん飽きられているのでは、と指摘する人もいますね。
山本）たしかにいままで既存の政治にいろいろ澱が積み重なっていた、仮にその通りだったとしましょう。「そこをひっくり返す」と言って選挙に当選した。そこまでは分かるのですが、それでちゃぶ台返しをやったのなら、自分で新しいお膳を作り直すのが、知事になった以上、責任ですから、これはぜひやっていただきたいですよね。
高嶋）小池百合子さん、決断すればね。
山本）決断力はある人のようなので、良い結果を見せていただきたい。
