5/10(水)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①
GW連合主催メーデーでの小池都知事VS蓮舫代表の明と暗
6:29~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター鈴木哲夫(ジャーナリスト)
小池知事と蓮舫代表~昨年の同時期に誕生した女性ツートップ高嶋)何でもはやし立てるのは良くないかもしれませんけども、傍から見ていて女の喧嘩ほど面白いものは無いと言った人がいますけどもね(笑)。この間メーデーのときの小池百合子東京都知事と民進党の蓮舫代表の、これは面白かったらしいですね。
鈴木)2人並んだのですよ。メーデーに都知事が出席って珍しいことなのですけども、2人の女性が並んだというのは、これはある意味笑みだったのですよね。高嶋さんは覚えていらっしゃると思うけども、実は小池知事が誕生したのは去年の夏だったでしょう。それでその直後ですよ。蓮舫さんが民進党の代表になった。
高嶋)あ、そうでしたっけ?
鈴木)もっと言うと、知事選の候補に最初は蓮舫さんの名前が挙がっていたでしょ?
高嶋)挙がった挙がった。
鈴木)ということはこの2人はある意味では、注目の女性のツートップですよね。これが要するに、じゃあこの2人がそれぞれどう活躍して、もしかしたら手を組むかもしれない。そうしたら日本の政治がガラッと変わるかもしれない。片や蓮舫さんは野党の国政での女性総理候補だし、小池さんは東京から国を変えると言っている――なんてやっていたのだけど、このゴールデンウィークのメーデーで並んだときには明暗があって。
これはやはり連合からしてみると小池さんというのはスペシャルゲストですよ。「よく来てくださった」と。それで逆に小池さんも連合に「私は働き方改革もやるし、連合とは手を繋いでやりましょう」と。
一方蓮舫さん、これ本来は民進党の代表ですから連合とは(関係が)良いはずなのだけど、代表になってから原発のことでも連合とモメたり、共産党と組むのか組まないのかとか。連合は共産党と組むというのは基本的に慎重ですから、そんなので定まらない。そういう意味でなんとなく蓮舫さんと連合の違和感というか、距離感というかね。
女性ツートップ、それぞれの“明暗”高嶋)小池さんは居心地が良かったけど、蓮舫さんは非常に居心地悪かった。
鈴木)そうですね。そういう先入観があるからかもしれませんが(笑)、2人が座って、小池さんはいつもの会場を見ながら少し笑みを浮かべたりし、蓮舫さんはずっと険しい顔をしていたと。去年の同じ時期に誕生した女性のツートップの明暗というかね、そんな光景でしたね。
高嶋)私いつも思うのですけども、小池さんってものすごく嫌味な質問だとか、自分に反することをパッと言われたときに、あの人はまずニッと笑うのですよ。必ず笑うのですよ。それで「それは失礼なんじゃないですか?」とか、そういう風にソフトに言い返す。まずニコッと笑うというのが特徴ですよ。
一方の蓮舫さん、なんか嫌なことを言われたらキッとなる。そして上からギャギャギャっと言う。あの差が実に人気に反映していますね。私はそう思います。鈴木)それはスタイルとしてはそうかもしれませんよね。蓮舫さんというのは追求型というか、例えば昨日の集中審議なんかでもガンガン安倍さんに行く、こういうときはあの感じで良いのでしょうけど、やはりTPOがあるのでね(笑)。
おっしゃるように小池さんのような、包容力とも言わないけれども、なんか引き込まれちゃって、なんかチクリとやられちゃうみたいな、ちょっとその辺を蓮舫さんは学んだ方が良いかもしれませんね。保守系の小池都知事の連合に対する真意 蓮舫代表と組む可能性も?
高嶋)でも連合のいわゆる女性代表2人に対する思惑というか、この辺はけっこう面白いですよね。それで小池さんは連合と、これ真意はどこにあるのですかね?
鈴木)本来小池さんは保守系で連合とはそう共通項は無かったのだけど、私が思うのはやはり連合とのこの距離感を保っているというのは、今自民党が国政レベルで官邸とか自民党本部が小池さんを潰しに来ているでしょう、対決姿勢で。それに対してやっぱり小池さんとしては連携相手を広げておくという、その中にひとつに連合があると思うのですね。
そういう意味では、今はちょっと明暗を分けたけど、蓮舫さんとも小池さんは組むときは組むような形を作る可能性もあります。だから小池さんとしては今手足を広げているというのかな? そういうしたたかな一面でもあるわけですね。高嶋)おっしゃる通りですね。印象としてもそんな感じを受けますね。