安倍総理自民党憲法改正案年内公表を明言!高嶋ひでたけのあさラジ!
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5/22(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!②
来年12月に総選挙と国民投票をワンセットで!?
7:02~ひでたけのニュースガツンと言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(ジャーナリスト)
党憲法改正推進本部の保岡本部長が年内に取りまとめ安倍) 自民党のリーダーとして国民に広く訴え、議論を深めていく。そういう責任があるんだろうと思っています。憲法改正に向けての推進において、責任者である保岡興治さんが年内にはまとめたいと意欲を示しております。まずは党内においてしっかり議論をして保岡さんが述べているように年内にまとめて案をお示しできればと。
高嶋) 首相自民改憲案、憲法改正の案ですね。年内に、時期初めて言及。昨日は安倍総理が夕方ニッポン放送のスタジオで須田慎一郎さんの『須田慎一郎のニュースアウトサイダー』の収録をしておりました。一本目の収録が終わると、北朝鮮が弾道ミサイルを撃ったということで総理はすぐ官邸の方に戻ったようです。改憲案については総裁として「5月3日の読売新聞を読みなさい」と物議をかもしましたけど。その後具体的に発言したのは初めてだったと。須田さんが引き出した言葉ですが、これはけっこう重要な意味合いがあるようですが。
須田) 立憲主義に違反するという。総理大臣として言ったら大変な問題ですが、自民党総裁として議論を提起したというところがポイント。昨日の収録で新聞各社が同時に訊いていたわけですが、今日のそれを受けての記事は若干ニュアンスが違いました。
高嶋) そうですか。
須田) 総理が、あるいは自民党総裁である安倍さんが主導する形で年内にも議論の取りまとめということを進めているようなニュアンスで書かれていますが、先程ご紹介いただいた通り昨日の番組ではまず自民党内の取りまとめ役の責任者である“保岡さん”が年内に取りまとめの意欲を強く示したので。
高嶋) 党憲法改正推進本部の本部長ですね。元法務大臣。
須田) その方向でやってくれ、異論はないということで、総理がその背中を押したという形になっている。
高嶋) それできちんと手続きを踏んでという表現が出てくるわけだ。
須田) そうです。だから野党や一部のメディアが否定する立憲手段を破壊するということではなく、あくまでも自分は自民党総裁として、党内の議論の手続きを踏んで進めていこうと。
近々の解散は“ない”と見立高嶋) そこでね、憲法改正には衆参両院、議員の3分の2の数が必要。衆議院議員の残り任期は来年の12月。今日の新聞に書いてありますけども、来年の12月までに発議だけはしちゃおうと。今度任期満了で選挙をやって3分の2を取れなかったら元の木阿弥になりますので。この辺はどうですか?
須田) それについて昨日は言及していません。ただ2020年、戦後東京オリンピックを迎えてひとつの節目になるのだから、新しい日本の姿を見せたいと言っている。2020年に対するこだわりがある。これはあくまでも私の推測、見立ですよ。ただ高嶋さんが言われた通りいま衆参両院で改憲勢力と言われているのが3分の2以上あるわけで。衆議院議員選挙は前回の選挙で勝ちすぎてしまった。自民党が議席を減らすことを予測されている。減らした場合3分の2を衆院で割り込んでしまう可能性がある。だからそれまでにというような考え方があるのではないか。来年の12月に総選挙と国民投票をワンセットでやるのではないかという見立てもある。
高嶋) ええ! ということは須田さんが思う通りの段取りになれば、その総選挙というのは重大な国民投票になると。なんかわかるなあ。このごろ当選一時改正のとんちんかんな事件が多いでしょう? 淘汰されるのは間違いない。だいたい一回解散すると、少なくとも3分の1は入れ替わる。その辺もまあ、海千山千。総理はよく分かっているわけで。
須田) 考えているのでしょうね。
高嶋) なるほど。じゃあ近々の解散は“ない”ということですかね。
須田) そう見て間違いないでしょうね。