アニメ・漫画・自動車・バイク・パソコンなど幅広い趣味を持っている、人気ロックバンドGLAYのギタリストHISASHI。GLAY・HISASHIとはたびたび会う機会があり、彼の趣味の幅広さを熟知していたニッポン放送アナウンサー吉田尚記。
そんな2人が、来週7月12日にリリースされるGLAY待望のニューアルバム「SUMMERDELICS」の発売を前に、直接お会いして熱い対談を繰り広げました。連載でお送りしています。
ニューアルバム「SUMMERDELICS」発売記念対談
「GLAY・HISASHI × ニッポン放送・吉田尚記」第3回(全4回連載)
■「SUMMERDELICS」を語る①
面白いこととの出会いはいつも必然的・・・
吉田:ところで、面白いものを探すときに何を基準にしますか?
HISASHI:別に面白いものはわざわざ探してないかも・・・。でもおもしろい人とは必然的に会う気がする。人が人を呼ぶというか・・・。
吉田:そうですよね。コラムニストの吉田豪さんと「生ハムと焼うどん」の東理紗と街で偶然会ったそうですね。
HISASHI:うちの近所でロケやってて・・・声をかけようか迷った・・・結局かけなかったけど笑。
吉田:会ったら確実にHISASHIさん、吉田豪さんにめちゃくちゃいじられたでしょうけどね笑。
HISASHI:一番好きそうなネタがやってきた笑・・・。
吉田:良かったですね気が付かれなくて・・・。
HISASHI:そのほか漫画家の清野とおるくんとは赤羽つながりで会ったりして・・・ディープな話題って面白いよね・・・。
吉田:出会おうとしてなくても出会えるようになったのは、昔からですか?
HISASHI:出会った人を面白く思うかどうかだと思うんだよね。清野くんとは赤羽駅で待ち合わせしてたんだけど、すっげ~遅れちゃったなと思って行ったところ、ある青年が近づいてきて「GLAYのHISASHIさんですか?」って言われて「そうなんだけどいま清野くん探してて・・・」って言ったら「僕です!」って言われた笑!!
吉田:アハハハハ!!
HISASHI:なんか変な人だと思ったのが出会い笑・・・。そんなところからよく赤羽で飲んだりするようになった・・・。普通ぽいなって思う人でも、話していると普通じゃないなみたいなことってあるじゃない・・・。そこを引き出すか引き出さないかだと思うんだよね。面白がるか面白がらないか・・・。だからきっかけはたくさんあると思うんだよ。
吉田:そういう人が次々現れちゃう人生なんですね・・・。
HISASHI:いや俺はそれほど次々は現れてないけどね笑・・・。
■「SUMMERDELICS」を語る②
今の時代はすごく自分たちが望んでいた世界になった・・・
吉田:ところでHISASHIさん、キャリアとしては今年で何年と言えばいいんでしょうか?
HISASHI:デビュー23年目、デビュー前も入れれば今年が30年目になりますね・・・。
吉田:HISASHIさんを取り巻く環境は、最初の頃と今では大きく違うんですか?
HISASHI:全然違うかもしれない。中学校のころマイコンブームがあった。それがファミコンになり、さらにそれがAppleコンピュータになり、Macと出会い・・・みたいに全てがつながっている。その中で自分がしっくり来るツールがどんどん変わって、ここまで変わるか!?くらい変化したんだよ。
吉田:しっくりくるツールが変わる・・・。
HISASHI:インターネットのインフラが整うまでにこれだけ時間がかかったってことかな。自分の作ったものを発表したいオタクたちはたくさんいる、それが今ではすごく自由にできるようになった。ぼくにとっては96年から始まって、いろいろな時代を経て、まさか自分が発信する側になるとは思っても見なかった・・・。
吉田:今まではメジャーからデビューしないと何百万人単位の人達に聞いてもらう方法がなかったのが、いまでは自分で作ってアップロードするだけで何百万人に聞いてもらえる時代になりましたからね。
HISASHI:才能を開花できなかった人たちの中から、悔しい思いをしてきた人もネットで知ってもらえるようになった。実際僕らもそうで、沢山の人に聞いてほしいと思っても、ダイレクトメール送った人の1割くらいしか反応しなかった時代がずっとあって・・・最初の頃なんかプリントゴッコで作ってた・・・。
吉田:個人用のプリンターすらなかった時代ですね。
HISASHI:ダイレクトメール送るのもお金がかかるじゃない。送っても来ないんだ・・・。でも今や全く変わったよね。むしろ聞こえすぎる、見えすぎるという難点すらあるくらいかもしれないけど、今の時代はすごく自分たちが望んでいた世界だと思う・・・。
■「SUMMERDELICS」を語る③
GLAYという大きくなりすぎた実体を壊せるのはGLAYだけなんだ・・・
吉田:GLAYはいまや日本最大級のロックバンドになりました。でも他のバンドと大きく違うのは、他のバンドはここまでやってきました、だからこれをやり続けますというのが多いのに、今回のアルバム「SUMMERDELICS」を聞いて、改めて、GLAYは同じことは絶対やらないと思いました。CDショップの試聴機で1曲目の「シン・ゾンビ」を聞いたら凄いびっくりするんじゃないかな・・・。GLAYが太鼓の達人始めちゃったよって笑・・・。
HISASHI:アハハハ・・・
吉田:あれをディレクションできる人はいないと、メンバーからしか絶対できない演出だと思ったんです。
HISASHI:まさにそのとおり!!GLAYという大きくなりすぎた実体を壊せるのはメンバーの中からしかできないってことなんだよね・・・。
吉田:壊したいんですか?
HISASHI:壊したい・・・もっとGLAYを面白く、楽しく演出して欲しいんだよ。だから壊してくれるメディアとかが大好きで、たまにやりすぎるところもあるけど笑、面白さの範疇に入っていれば良い!!でもGLAYが大きくなりすぎているという実体は誰にも壊せないんだよ。
吉田:僕らは、アニメ紅白(2/5代々木体育館)に出てもらえないかっていうとき、どういう風に頼もうかってスタッフと悩んで、失礼のないようにしなくちゃいけない、でも絶対面白がってもらえるんじゃないか・・・そしてオファーした・・・。
HISASHI:メール一発で「いいよ!!」になったね笑。ミュ~コミの生放送に出たときから、(アニメ紅白は)やってみてもいいなと思ってた・・・。そういう新しい場で出会った人たちからインスパイアされることがとても大きいからね・・・。
吉田:その節はありがとうございました。
HISASHI:そういうことやってると、どんどん必然的に人とつながっていくんだなって・・・。
気になる対談の続きは、また明日。最終日となる明日も、ニューアルバム「SUMMERDELICS」の魅力に迫ります。
取材・文:allnightnippon.com編集部 土屋夏彦
写真:allnightnippon.com編集部 平沼寛史
■GLAY 14th ALBUM「SUMMERDELICS(サマーデリックス)」、2017年7月12日発売!
■CD only盤/3,000(本体)+税
品番: PCCN.00028
■CD+2DVD盤/5,000(本体)+税
品番: PCCN.00027
・DVD/Single Track Only Live @函館アリーナ
■5CD+3Blu-ray+ グッズ盤 (G-DIRECT限定Special Edition)/¥22,963(本体)+税
品番:LSGC-0002
◆豪華BOX仕様
1.シン・ゾンビ (Written & Composed by HISASHI)
※太鼓の達人タイアップソング
2.微熱Ⓐgirlサマー (Written & Composed by HISASHI)
※コンタクト専門店アイシティ 2015年夏のキャンペーンCMソング
3.XYZ (Written & Composed by TAKURO)
※Red Bull Air Race Chiba 2017テーマソング
4.超音速デスティニー (Written & Composed by HISASHI)
※テレビアニメ「クロムクロ」第2クールオープニングテーマ
5.ロングラン (Written & Composed by TAKURO)
※北海道マラソンオフィシャルソング
6.the other end of the globe (Written by TERU/TAKURO Composed by TERU)
※MBS/TBSドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」主題歌
※レコチョク 2017年7月TVCMタイアップソン
7.デストピア (Written & Composed by HISASHI)
※テレビアニメ「クロムクロ」第1クールオープニングテーマ
8.HEROES (Written & Composed by TERU)
※テレビ東京系アニメ『ダイヤのA -SECOND SEASON-』オープニングテーマ
※テレビ神奈川 第97回全国高等学校野球選手権神奈川大会中継テーマソング
9.SUMMERDELICS (Written by TAKURO Composed by JIRO)
※TBS系テレビ「王様のブランチ」2017年7月度エンディングテーマ
10.空が青空であるために (Written & Composed by TERU)
※テレビ東京系アニメ「ダイヤのA -SECOND SEASON-」オープニングテーマ
11.Scoop (Written by TAKURO Composed by JIRO)
※テレビ朝日系「お願いランキング」2016年1月度エンディングテーマ
12.聖者のいない町 (Written & Composed by TAKURO)
※BSテレビ曲ディーライブ 2017年10月新ドラマ エンディング曲
13.Supernova Express 2017 (Written & Composed by TAKURO)
※JR北海道・北海道新幹線開業イメージソング
14.lifetime (Written & Composed by JIRO)