max matsuuraと小室哲哉、2人のプロデュース論について

By -  公開:  更新:

エイベックス・グループ・ホールディングスの創業者であり、代表取締役社長 松浦勝人こと、max matsuuraがお送りする番組、ニッポン放送『max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事』。7月2日に、放送400回目を迎えることを記念して、6月18日(398回)から4週にわたり、エイベックスの大躍進を支えたスペシャル・ゲスト 小室哲哉が登場。そして、今週ついに4週目を迎えた。

ここでしか聞けない、エイベックス黎明期の秘密やTKヒット・ソング誕生秘話など、26年の付き合いとなる2人の歴史が紐解かれていく。

max matsuuraと小室哲哉、2人のプロデュース論について

月曜の早朝、日本一早くオープンする、日本一ガラス張りの社長室。それが、エイベックス・グループ・ホールディングスの創業者であり、代表取締役社長、松浦勝人こと、max matsuuraがお送りする番組、『max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事』——。

小室:あゆの最初の時に、オリコン・チャートなどで1位を取れなかった頃。そんな時にひとつだけ、何かのメディアで1位をとったんだよね。女子高生の中でのランキングとかで。

松浦:ああ、ニッポン放送のラジオでの番組ですよ。“次にブレイクするアーティスト”みたいな。

小室:そんなにマスじゃないんだけど、ある一部の同世代の人に支持されるアーティスト・ランキングであゆが1位をとったんですね。普通は見落としがちだと思うんですけど、なんていうか社長はそれをうまく使って拡大させたんですよ。

荘口:お〜。

小室:「これで1位をとった人ですよ」っていうようなやり方をしたのを見ていて。ちっちゃな芽でもちゃんと大きく育てる、伝えていくやり方ってのは、僕の中にはなかった発想だったんです。

荘口:その時、松浦さんはどう思われていたんですか?

松浦:いやだってもう、当時は何もなかったから。とりあえずそれしかないっていう。それを派手にしていくしかないっていう。

荘口:でも、そこからだんだん、あゆは世の中的に盛り上がっていったわけで。

松浦:まぁ、そうですね。今みたいにSNSもなかったので、割とそんな意味では仕掛けっちゃ仕掛けになるんで。今はまったく通用しないと思うけど、当時のやり方としてはハマったよね。

荘口:松浦さんは、自分でプロデュースすることにおいては?

松浦:いや、プロデュースしたっていうか、なんで「Produced by max matsuura」って付けたかというと、あれは当時テレビ東京でやっていた『ASAYAN』という番組を、小室さんが休むから代わりに半年やってって言われて「そうですかぁ」ってやったんですよ。

荘口:そうだったんですか!

松浦:それまでテレビなんか出たことなかったもん。それで「(maxとか言って)あの人だれ?」みたいになって。そもそもは名刺に「masato max matsuura」って書いてたんですよ。なぜmaxって書いてあったかというと、単純に海外へ行くことが多かったから、向こうだとmasatoって言えないんですよ。呼びやすくmaxにしただけですよ。その名刺をテレビ東京の人に渡してたんですね。そうしたら、いきなり番組で太字のテロップで「max matsuura」と出てきたんですよ(苦笑)。自分で観ていて「なんだこりゃ!」って(笑)。最初「やめてくれませんか?」って言ったんですよ。

荘口:あ、そうなんですか。「このキャラでいきたい!」とかじゃなかったんですね(笑)。

小室:そうでしたねぇ。ありがた迷惑ですよね。僕が勝手に休んじゃったんで(苦笑)。誤解はすごいあったと思いますよ。

荘口:いきなり「max matsuura」ドーン!!! でしたから(笑)。

松浦:当時、番組って事前に教えてくれないんですよ。僕も立場そんなに強くなかったから。「この方がインパクトあるんで」って言われたら「そうですかぁ」としか言えなくて……。毎週毎週やられて。

荘口:どんなキャラなんだって視聴者は思いますよね。

松浦:そこばっかり目立っていたから。じゃぁ、せっかく知られたんだしそれも宣伝に使おうって思ったんですよ。なぜならば『ASAYAN』であんなに目立っていたから。その後、手がけたアーティストが売れたので、それ以降もちょっと「Produced by max matsuura」は使っていたという。

荘口:そうしたら、もうmaxという名前から戻れなくなったんですね。

松浦:そう(笑)。400回も続くラジオまでやっちゃって(苦笑)。

荘口:そりゃ、小室さんとは違うプロデュース論だったわけですね。

松浦:さっきの、ちょっとしたことから大きくしていくっていうのがわかりやすいよね

M.1「BLUE BIRD」浜崎あゆみ

・・・この続きは、期間限定でradikoタイムフリーサービスでお楽しみください。

<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170710010000

番組名:ニッポン放送「max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事」
放送日:6月18日(日)25:00~25:30 ゲスト:小室哲哉
放送日:6月25日(日)25:00~25:30ゲスト:小室哲哉
放送日:7月2日(日)25:10~25:40 ゲスト:小室哲哉 ※選挙特番で時間変更
放送日:7月9日(日)25:00~25:30 ゲスト:小室哲哉

パーソナリティ:max matsuura(エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 代表取締役社長CEO松浦勝人)
ゲスト:小室哲哉
MC:荘口彰久
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170710010000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/program/max/
小室哲哉オフィシャルHP:http://avex.jp/tk/

テキスト:ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)

番組情報

max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事

毎週日曜日 25:00 - 25:30

番組HP

月曜の早朝、日本一早くオープンする、日本一ガラス張りの社長室。それが、エイベックスの創業者であり、代表取締役会長CEOである、松浦勝人こと、max matsuuraがお送りする番組、『max matsuura 仕事が遊びで遊びが仕事』。

Page top