男子校に勤める現役女性教師の思いに共感!?
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9月3日夜放送のニッポン放送「高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと」で、パーソナリティの高橋みなみと朝井リョウが、リスナーから届いた“学校”に関するメールを読み、各々の意見を語った。
まずは、前回の振り返りトークからスタート。前回この番組では、“高橋みなみセカンドシングルタイトル発表スペシャル”と題し、とっくに発表されているはずのタイトルを、改めて大々的に発表する企画を展開。各媒体を招いての合同記者会見を行ったり、朝井がAKB48『風は吹いている(たかみなの新曲のタイトル言いたいバージョン)』と称した”RG風”替え歌を歌唱したりと、アーティスト・高橋みなみを“イジり倒す”企画となった。
歌い終えて満足そうな朝井だったが、その様子について高橋は、「緊張感ダダ漏れだったよ。目がおかしかったもん。」とツッコミ。朝井も、「ミュージックステーションで最後に歌う人の気持ちが分かった。」と、相当プレッシャーを感じていたことを明かした。しかしそうした“劇薬”のおかげで、無事スペシャルウィーク乗り切ることができ、2人はひとまず安心した様子。だが、今回散々イジられて懲りたのか、「もうスペシャルウィークのときにリリースをかぶせたくない。」と高橋は語った。
さらに、前々回も30分ずっと竹内涼真の話をしていた“竹内涼真スペシャル”という形で、ある意味特別な放送を行ってきたが、こちらについても振り返った。「どういう気持ちで聞いてたんだろう?」と気にする高橋だったが、朝井の周りではなかなか好評だったとのこと。また、写真集を買うほどに竹内が大好きだという高橋は、これが本人に伝わってほしいような伝わってほしくないようなという複雑な思いがあるようで、「実際会ったら顔を見れないかも。申し訳ないしカッコイイしで。」と、2つの意味で合わせる顔がないと語った。
そんな中で今回は、朝井言うところの“外部からの刺激(=リスナーからのメール)”を紹介していった。だが高橋がメールを読み進める途中、度々朝井がカットインしてくるため、なかなかメールが読み終わらないという自体が巻き起こった。
高橋:(メール)「朝井さんの、“もし自分が女性教師で担当クラスに竹内涼真がいたら?”の話に、うわぁ~ん、やられた!と車内で叫んでしまいました。私は男子校に務める女性教師なのです。」
朝井:春の~♪木漏れ日の中で~♪
高橋:ねぇ…聞いて?(笑)なんで歌い出しちゃってんの?
朝井:『高校教師』のドラマ版知ってる?ソニンが出てるんだよ!ソニン大好きなんですよ!あんな根性のある腹筋の割れた人いないですよ。
高橋:ああいう根性のある人が好きなんだ。
朝井:シャトルランでサボらない人が好きなの。サボるやついたじゃん?
高橋:いたね、私それだもん。
朝井:足速い顔してるのに~!そりゃブタメン食べてればそうなりますよね。
高橋:ブタメンは関係ないでしょ!じゃあメールに戻りますよ?(メール)「着任したての若い頃は、それこそ竹内涼真くんのようなタイプのステキな18歳に、自分じゃダメですか?とドラマのようなセリフを言われたことがあります。」
朝井:え~ホントに?18の男で女性教師にそれ言えるって、コイツどういうバックボーンって思いません?
高橋:朝井さんは18歳のときになかったんですか?女性教師に対していいな~みたいな。
朝井:あるわけないでしょうよ!
高橋:でもさ、新任とか研修で来た先生とか、年がそんなに離れてるわけじゃないじゃん?
朝井:あ~。でも若い女性教師があんまりいなかったというのがあって。いたのが外国の先生で、外国の方だから、授業中45分とかずっと立ってる文化がなかったのか分からないですけど、私がノートを取っている机に座ったの、ぼんって。
高橋:ホントに?ヒップがきたの?(笑)
朝井:ヒップ・オン・マイ・デスクでしたね。それが忘れられないっていうのと、あと、女性教師を家電量販店で見つけたことがあって、「あ、◯◯先生だ!」って思って声を掛けようとしたんだけど、その先生がそこに並んでるテレビを端から順番に消していってて。
高橋:えっ・・・闇を感じる。
朝井:怖っ!って思って声掛けられなかったというのが、私の女性教師の思い出です。
高橋:全然いい思い出ない(笑)
朝井:これは声掛けちゃダメだって思いました。はい、じゃあ続き読んでください。
高橋:(メール)「でも、今もっとも現実を感じるのがこのセリフです。『先生、自分の友達が甲子園でるんですよ』毎年毎年このセリフを聴くのです。夏休み明けの教室に向かうのは、なかなかのパワーが要ります。もちろん私は、そんなことは微塵も感じさせないように気合いを入れて、ホームルーム前に教室に入って、夏休みの出来事などを聞いて生徒の様子を見ます。」
朝井:このメールの中でここめっちゃ好きです。夏休み明けって、少年が青年になり、いろんなことを経験して一皮剥けて。それを突きつけられるんでしょ?でもそれを一切出さずに教室に入っていくって大人ですね。
高橋:まさにそれですよ。(メール)「1人でいると叫びたいくらい、何かを突きつけられる瞬間があります。でもそれを超える毎日があるのです。くだらない会話、部活での真剣な眼差し、進路に悩む姿、休み時間に文庫本、片思い、青春のど真ん中で働く私を、私は自分で“キミの青春の目撃者”と名付けています。」
朝井:ダセェなぁ~~!
高橋:え~なんで最後にそんなこと言うの?ダメ?(笑)
朝井:いや、めちゃくちゃ良かったんですけど。
高橋:“キミの青春の目撃者”。
朝井:やめてやめてやめて~!台無し台無し!
最後の“キミの青春の目撃者”だけは、どうしてもしっくりこない様子の朝井。だが女性教師が抱える切ない心情については、全面的に共感していた。
さらに次のメールでも、学校に関する“外部からの刺激”は続く。
(メール)「みんなで書く寄せ書きの色紙が苦手です。先日部活で3年生最後の大会が終わり寄せ書きを書きました。私は高2です。もちろん先輩に感謝の気持ちはあるし、好きな先輩もいるのですが、誰がどこに書くのかで揉めたり、自分はこう思ってるけどほかの人が同じこと書いているからと心に嘘をついてバランスを取ったり、挙句スペースが余ったからシールや絵で埋めるという感じがなんだかしっくりきません。」
これについて、「分かる~!」と2人は揃って激しく同意。朝井は、「寄せ書きを書きたい人は、色紙という1枚の白い空間をバランス良く“バランス感覚の誇示”に徹している気がする」と持論を展開するほど、こういった寄せ書きが苦手だという。
元AKBの高橋は、寄せ書きを書く機会が多かったそうで、「女子が何人もいると、やりたがる女子がいるんですよね。でも誰かがスタートを切ったら、最後までやらなきゃいけないし、1人にあげたら全員あげなきゃいけないから大変。」と振り返った。高橋自身も、ずっとキャプテンをやっていたチームから別のチームに移る際に色紙をもらったそうだが、「感動したし嬉しかった」と語る反面、「キャプテンという立場としては通信簿をもらう気持ち。」と複雑な心境であったことを明かした。
朝井ももらったことがあったが、あまり喜べなかったようで、「言わなくていい感謝の言葉は削ってほしいですね。“もっとお話したかったです”とか見ると、話せたじゃん!あ、でも話したくなかったんだ…ごめんね。みたいに思います。」と独自の感性からコメントした。
そんなに朝井に、「思い入れのない人に書かなきゃいけなくなったときどうするの?」と高橋から質問が飛ぶと「俳句で誤魔化しますね。筆ペンでたっぷり書くと、文量そんなないし意味深だし。有名な句を引用して謎の空間を生むといいですよ。」と意外と使えそうなアドバイスを展開。「寄せ書き嫌いなのはしょうがない。俳句を書けば乗り切れる!」と、メールを送ってきたリスナーへアドバイスを送った。
この日の放送は、期間限定でradikoタイムフリーサービスで聴くことができる。
<期間限定!radikoタイムフリーで聴く>
番組名:ニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』
放送日:9月3日(日)22時30分~23時
パーソナリティ:高橋みなみ、朝井リョウ
タイムフリー:http://radiko.jp/share/?sid=LFR&t=20170903223000
番組HP:https://www.allnightnippon.com/yobunnokoto/