5日(木)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記)に声優の緒方恵美が出演した。
TVアニメ新世紀エヴァンゲリオンの碇シンジ、幽☆遊☆白書の蔵馬など、国民的アニメの主要キャラを多数担当し、今年で活動25周年を迎えたベテラン声優の緒方。
そんな緒方だが、25周年を記念して、10月11日(水)にアニソンカバーアルバム『アニメグ。25th』をリリースする。このアルバムはクラウドファンディングで製作資金を募ったのだが、見事、目標金額の2倍以上である、2500万円以上の資金を集めることに成功した。
放送では、なぜ今、緒方がクラウドファンディングにチャレンジしたのかについて触れられた。
吉田:クラウドファンディングって、あれやるの大変なんですよね?
緒方:大変でしたね(笑)
吉田:大変な思いをしても、やらなきゃいけない理由があったんですよね?
緒方:日本の音楽とかアニメとかって”クールジャパン”とか言われて、良いものとして扱われてるけど、実はすごいガラパゴスで。海外の正規の販路が無かったりしていて、我々の作っているものは、例えばTwitterで「こういうアルバム出しますよ」って言っても、海外の人に「それはどこで買えますか?」って聞かれてしまうことが多くて。なんかそういうのが難しいって昔から分かっていたんですよ。
吉田:緒方さんがちょくちょく英語でTwitterにつぶやいてたりするのは、海外の人に向けてるわけですよね?
緒方:そうそうそう。でも今回は25周年なので、出来れば海外の人にも届けたいと思って考えた時に、複雑な販路を開拓することは出来ないけど、クラウドファンディングのリターンって形だったら届けられるんじゃないかと思いたって。「どうだろう?」って言ってみたら、いろんな人が「それは良いアイデアだね!」って言ってくれて、じゃあやってみようってなったんだけど、すごい大変だった(笑)
吉田:それで集まった資金で製作もされたし、さらに流通させるためにそれを使っていらっしゃるということで、海外の人に正規の作品が届くようになったと。
緒方:はい!ありがとうございます!
海外でもライブを多数こなし、国外のファンも大切にする、緒方だからこそ思いついたとも言える、今回のクラウドファンディングというアイデア。アルバムには主に、過去、緒方が声優として関わってきた作品の主題歌が収録されていて、まさに緒方の声優活動25周年にふさわしい作品になっているという。国内だけではなく、国外にも目を向ける、緒方にこれからも注目だ。