“毒母”は愛情が強く子供にとって害になる?

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“毒母”は愛情が強く子供にとって害になる?

突然ですが、皆さんは“毒母”という言葉、ご存知でしょうか?

本日のゲスト、作家の山口恵以子さんは、今月20日に、新刊『毒母ですが、なにか』を発売されます。タイトルに含まれる“毒母”という言葉。実は今、“毒母”が大きな社会問題の1つになっています。

愛情が強いあまり、子供にとって害になってしまう母親のことを意味する“毒母”という言葉は、そう古いものではありません。1989年、アメリカのスーザン・フォワードという精神科医が出した本『毒になる親』から、一挙に広まったものだそうです。

その後、日本でも女性週刊誌、単行本、テレビドラマなどが、取り上げ始めました。NHKでは、斉藤由貴さんと波瑠さんが「母と娘」を演じたドラマ『お母さん、娘をやめてもいいですか?』が話題に!

さらには、下重暁子さんの「家族という病」信田さよ子さんの「母が重くてたまらない―墓守娘の嘆き」遠野なぎこさんの「一度も愛してくれなかった母へ」小島慶子さんの「解縛:しんどい親から自由になる」などなど、著名人が次々に告白本を発表!

中でも、来週ゲストとしてハッピーに出演してくださる小島慶子さんの作品は、強烈な実体験が記されおり、大きな話題になりました。

これらのほとんどは、「娘」という立場から、「毒母」について語られている作品ですが、今回の山口さん作品は、「毒母」の立場から書かれた作品になっています。新刊を書く際に、様々な“毒母”に関する資料を読み、山口さんはある1つの結論に達したそう。

それは、明らかな虐待やネグレクトは問題外ですが、毒母が誕生する原因は「相性の悪さ」なのではないか、という考え。

自分の人生が上手くいかなかったから、その続きを娘の人生に託すような母親。そして、そんな母親の思いを重く感じる娘。しかし、山口さん曰く、相性が良ければ、そんな愚かで、哀れにさえ思ってしまう母の姿でさえも、愛おしく思うのだとか。相性が悪いからこそ、母の思いを途中で重苦しくたまらなくなってしまうのだそう。

「私があの子のことは、一番よくわかっている」そんな思いが行き過ぎてしまい、問題に発展してしまう“毒母”、“毒親”問題。

山口さんは、このように話していました。

山口恵以子)愛と憎しみは、反対ではありません。表裏一体です。愛の裏返しが、憎しみなのです。

愛があるからこそ、“毒母”になってしまう。その事を理解する為にも、一度“毒母”の立場になって考えてみることは重要なのかもしれません。

“毒母”は愛情が強く子供にとって害になる?

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ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!

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