1月5日（金）夜放送の「宮藤官九郎のオールナイトニッポンGOLD」の中で、パーソナリティの宮藤官九郎が、リスナーから募集した歌詞で構成した『宮藤官九郎の入場曲』を作り上げた。

前回同様、脚本家・監督の細川徹をゲストに迎えて2人で進行。そして、今回も番組では、リスナーから１行ずつ歌詞を募集していき繋げていくという名物コーナー『１日で出来る作詞講座』を展開した。今回のテーマは、『宮藤官九郎の入場曲』ということで、リスナーから募集。

このコーナーでは、毎回放送時間の2時間で作詞を行い、その後、翌月の放送までにリスナーからメロディを募集し合わせて発表するという形を取っているが、今回は作詞と作曲を2時間で同時にやってみようという新たなる試みを実施。いつもメロディを送ってくるという、リスナーのエッチューヤタテダの2人をゲストに迎えて、本番中に募集した歌詞に、その場でエッチューヤタテダがメロディを付けていくという役割分担のもと、２時間で1曲を完成させるべく進行していった。

“宮藤官九郎の入場曲”ということで、宮藤にまつわるエピソードからくる歌詞が多数寄せられる中、この日宮藤が付けていたアップルウォッチが話題に。2019年にNHKで放送される大河ドラマ『いだてん～東京オリムピック噺～』 の脚本を手掛けるにあたり「走らなきゃ」ということで、1年前に手に入れたものを引っ張り出してきたという宮藤だが、この行動がスタッフやリスナーの間で大きな波紋を呼んだ。

宮藤：これを使うと走る気持ちになるんじゃないかなと思って、アップルウォッチしてるんですよ、今。

細川：してるね～。

宮藤：でもみんな、俺がアップルウォッチしてることに、すごく動揺してるでしょ？俺が入ってきたときにさ。

細川：見えてたもん、最初から。

宮藤：みんな見るんだけど、「アップルウォッチですね」って言わなかったでしょ、ずっと。俺が「これアップルウォッチでさ」って言ったら、「なんですかそれ」って言って急に寄ってきて（笑）

細川：みんな寄ってきたもんね。

宮藤：やっぱり俺がこういうのをするのってやっぱり・・・。

細川：違和感あんだよね。

宮藤：なんかちょっと、いい気になってるみたいな感じ？（笑）

細川：みんな多分そう思ったと思いますよ。

宮藤：だよね？なんかちょっと、ワンランク上にいこうとしてると思ったでしょ？そういうんじゃないんだよ。

細川：だってみんな言ってたでしょ？「結構リア充なんですね」って。

宮藤：そう！俺がアップルウォッチしてたら、「宮藤さん、結構リア充なんですね」って言われて。

細川：あはは（笑）

宮藤：え、俺もともと、リアル充実してるわ！って。「意外とリア充なんですね」って言われましたからね。いやいや、ちゃんとしてますよ、俺だって（笑）

アップルウォッチをしているだけで「意外とリア充」と言われたことに、モヤモヤしている様子の宮藤。宮藤曰くアップルウォッチは“褒め上手”らしく、目標を達成するごとにいろいろと励ましのメッセージが表示されて頑張る気になるとのことで、「結構仲良くなっちゃってんだ（笑）」と細川からツッコミが入ると、「時計と仲良くなっちゃってる時点でリア充ではないですね（笑）」と宮藤はやや自嘲気味に笑った。

そんな最近の宮藤の近況も含みつつ様々な歌詞が寄せられ、それらを１つ１つ精査していく２人。そして出来上がった歌詞は、以下のようになった。

タイトル「俺のリア充Life」

吉祥寺からやって来た オーラを抑えてやって来た
ジジイが無理して現れた
オーラが無いのに寄ってきた！お巡りさんが寄ってきた！！
オーラなくても才能がある

左手にはアプロ―チ　一年前のアプローチ
「アップルウォッチぐらいわかるよばかやろう」

俺はリア充マジ卍
死にそうな役・死んじゃう役・死んでる役 全部承ります
俺はリア充マジ卍
作詞 脚本 アップルウォッチ、これが俺のリア充Life

今回もぶっ飛んだ歌詞に仕上がり、満足げな笑みを浮かべた宮藤と細川。番組ラストには、エッチューヤタテダが即興で作曲したメロディと共に生演奏を行い、それを聴いた宮藤は「カッコイイな！」「これで入場できそうだ。」と嬉しそうな様子を見せた。

2月2日（金）放送の次回は、“リア充のバレンタインデー”をテーマに歌詞を募集する予定とのことで、次なる放送も盛り上がりそうだ。