3月3日(土)夜、特別番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』の放送が行われ、パーソナーを務めた放送作家の高田文夫らとともに、ビートたけしが考える今後の展望について語った。
1980年代に日本全国の若者たちから熱狂的に支持された番組『ビートたけしのオールナイトニッポン』が、オールナイトニッポン放送開始50周年を記念してついに再来。2013年2月以来5年ぶりとなる今回の放送では、「ビバ~ヤング、パヤパヤ、ビバヤング!」といった当時お馴染みだったジングルもそのまま使われ、久しぶりに聞いたたけしらは、「ビバって言葉もヤングって言葉も、今どっちも使わないよな~!」など、かつて当たり前に聞いていたジングルを改めてイジりつつ盛り上がった。
番組後半では、たけし軍団の若手構成作家である、アル北郷と〆さばアタルもスタジオに登場。2人はライブなどで一緒に回っていることが多く、舞台裏のたけしの様子などを次々と明かした。
たけしが式守伊之助の衣装を気に入るあまり、7時半からの出番なのに4時半に着替えていた話を始めると、たけしは「それが役者というものだよ。」とカッコ良くまとめようとしたが、北郷からは「でもライブ終わったあと毎回、ちゃんと動けたかなぁ…って落ち込んでるんで、説得力ないんですよね(笑)」とツッコミが入った。
そんな落ち込むこともあるというたけしだが、すぐに元気になって、次々とライブに関する提案をしてくるという。その提案がいつもとんでもない内容であるため、放送作家陣はいつもまとめるのが大変なのだそうだ。
北郷:「おい、野音(※日比谷野外大音楽堂)取れ」っていうんですよ。外でやれっていうんですよ。外はダメでしょ、雨降ったらお客さんこないし。
たけし:来ないし、外のやつにタダで聞かれちゃうじゃん。
〆さば:あんなライブが外に漏れたら・・・
たけし:だけど相変わらずお客さん来てくれるし、何やったか(SNSで)ネタ出てこないし、いいじゃねぇか。
北郷:そう、誰もSNSでネタバラさないんですよね。
高田:本当に好きだから黙ってるんだろうね。
北郷:それか相当脅してるかですね、出したら分かってるんだろうな?って。
高田:ライブはこれからもやっていくつもりなの?
たけし:中野サンプラザは、年に2回やろうと思って。夏にはオールナイトをやって。
北郷:オールナイトってずっと言ってるんですよ。
高田:朝までやるってこと?
たけし:いや、テキトーに楽屋で酒飲んで、ときどきステージを通り過ぎるとか、あと「うるせーぞ!」って言ったりとか。
高田:うるせーぞって、自分の会じゃない(笑)
北郷:ライブって、殿(たけし)は毎回宣伝してないんですよ。それなのにとんでもない倍率なんですよ。
高田:毎回ね、あれだけ殺到するんだから。
北郷:まだまだ人気ってことですよ。
ほかにも、「苗場で全裸ライブをやろう!」など次々とぶっ飛んだ提案を繰り返したたけし。ちなみに高田は、ライブは客席で観ているものの打ち上げには来ないそうで、「先生(高田)は笑って帰っていったよ。」という話をたけしがすると、「笑って帰っていったって、それだと近所のバカじゃないですか(笑)」と高田がすかさずツッコミを入れ、スタジオは爆笑に包まれた。