3月27日(金)深夜、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品とせいやがパーソナリティを務めるラジオ番組「霜降り明星のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週金曜27時~)が放送され、せいやへのサプライズとして俳優・鈴木亮平が生登場。先日、最終回を迎えたTBS系日曜劇場『テセウスの船』の撮影裏話を語った。
『テセウスの船』は、主人公・田村心(竹内涼真)が、父親・佐野文吾(鈴木亮平)が殺人犯として逮捕された平成元年にタイムスリップしたことで、事件の謎を追うことになるミステリー。
せいやは心がタイムスリップした先で現れる謎めいた村人のひとり・田中正志役として出演。最終回では、真犯人の共犯者だったことが明かされ、話題を呼んでいた。そんな『テセウスの船』の最終回をせいやが振り返る中、鈴木亮平がサプライズで登場した。
粗品:(スタッフに向かって)ちょっと、今、鈴木亮平とか連れて来れます?(笑)
せいや:お前、何のモードやねん! 何なん? 変なエンジンかかってるぞ! 『鈴木亮平とか連れて来れます?』って何やねん! “さん”も付けへんし!
粗品:鈴木亮平をちょっと連れて来て下さいよ!
せいや:ちゃんと“さん”を付けろよ! 何を言ってるの?(※鈴木亮平に気付き)うわー!!!
粗品:ははははは(笑)
せいや:ビックリした!! 嘘ー!!!
鈴木:正志!
粗品:というわけで、本日のせいやとリスナーへのサプライズゲスト、俳優の鈴木亮平さんです!
鈴木:よろしくお願いします! お邪魔します!
せいや:うわ~! 鈴木亮平さんや!
鈴木:お疲れ様でした、せいやさん!
せいや:ありがとうございます。すごい! めっちゃ、鳥肌が立った! 文吾や! すごいっすやん!
粗品:撮影現場では役作りのため、せいやとは密に会話をする機会がなかったそうなんですが、お聞きしたところによると、霜降り明星のファンということで。
せいや:マジっすか!?
粗品:本当はせいやとお話がしたかったと。今回のご出演は、是非番組に出たいという鈴木亮平さんからの逆オファーで実現致しました。本当にありがとうございます!
鈴木:こちらこそ、ありがとうございます! 僕は、この番組、第1回から聞いてますから。
せいや:文吾が聞いてたん!? マジっすか? そんなん、まったく言ってくれなくて。
粗品:ええ~!?
せいや:全然、喋らなかったもん。(鈴木さん)怖かったよ。
粗品:そうなんですか? 全然、喋らなかったんですか?
鈴木:そうなんですよ。
粗品:何でなんですか?
鈴木:実は、ハッキリとは聞いてなかったんですが、第一話から、どうもせいやさんが重要な役らしいと。
粗品:なるほど!
鈴木:で、演技ってどうしても緊張感がないとダメなんで。竹内涼真くんと話し合って『涼真くんはいい人でいてくれ。僕がちょっと緊張感を保つので』っていう。
粗品・せいや:ええ~!!
鈴木:だからなるべく、あんまり話さないようにしてました。
せいや:そうなんですよ、確かに。
鈴木:そうしたら、すごいビビられてて。
粗品:ははははは(笑)。だって、(鈴木さんのことを)怖い人って聞いてたよ
せいや:怖いというか、やっぱりストイックなんやなっていう。僕は『HK/変態仮面』(鈴木亮平が主演する映画)のイメージがあるから。で、関西人って聞いてたから、バラエティの感じで喋れるのかなって思っていたら、グーっと役に入られていて。合間に、カメラさんが撮る位置をチェンジするんですよね。僕は、わからないからボーっと立っていたら、鈴木さんが『せいやさん、カメラの邪魔になってます。どいて下さい』って。
鈴木・粗品:ははははは(笑)
せいや:『すいません!』って言って。最初、わからないんですよ。『すいませんこれ、セリフをどこぐらいまで言ったらOKがかかるんですかね?』みたいに聞いたら、鈴木さんが『カットがかかるまでやってください。お願いします』って、『すいません!』って。
粗品:ははははは(笑)
鈴木:僕、第一話からせいやさんの行動を観察していて。気になった行動をメモしてたんですよ。携帯に。
粗品:うわー!
せいや:え!? 鈴木さん、そんなことをしてたんですか?
鈴木:僕の中では、テセウスが終わって、この番組に出させてもらうまでがテセウスなんで。
せいや:ははははは(笑)。今じゃあ、ここでクランクアップですか!?
粗品:ありがとうございます! 大喜びでございます!(笑)
鈴木:これ本当、最後の最後まで、僕らは10話の台本をもらうまで、本当の黒幕がせいやさんだというのは知らなくて。
せいや:ホンマに、そうらしいです。
鈴木:それを頂いたあとに、せいやさんに『よろしくお願いします』って言ったら、気合の入ったすごい顔をしていて。その時に言ったのが『死ぬ気でやります』と。
粗品:おお~。いいじゃないですか。
鈴木:で、次に言ったのが『M-1の時ぐらい、気合入れます』と。それに僕らはすごく嬉しかったのと同時に、空回りしないかな? って。
せいや:ははははは(笑)。あ、気合が入り過ぎて?
鈴木:榮倉奈々ちゃんとかと、『こんなことを言ってたけど、大丈夫かな?』っていう。
せいや:ホンマ、榮倉さんは愉快な方なんですけど。冗談で、『せいやさんにかかってますからね』って。ノリでね。一回、『お疲れ様でした』って榮倉さんが帰られて、また一回戻って来て、ガラガラって開けて『本当にかかってますからね』って二回(笑)
粗品:プレッシャーがかかるね~。
鈴木:真面目だっていうのはわかっていたんで。本気で来てくれるっていうのは、わかっていたんですけど、その中でも現場で対峙をした時にどれだけお互いに役として緊張感を持って入れるかなっていうのが、そこを高めていくのが役目だったので。
粗品:ああ~。
鈴木:当日、本当にすごいなと思ったんですけど、正志が犯人だとわかって、正志がこれまでの人生を吐露する時に、泣きながら気持ちのままに伝えてくれて。それを見て、僕はカメラに映ってない位置だったので、泣いちゃいましたもんね。
せいや:ええ~!
鈴木:妹のことを語るんですけど、せいやさんの後ろに妹が見えて。だから、終わったあとに『せいやさん、妹がいるんですか?』って聞いたじゃないですか?
せいや:はい。
鈴木:絶対にいるだろうなと。じゃないと、あの演技が出てこないと思いました。
せいや:これは、絶対にジングルにしよう! ずっと聞きたい! 今のを!
『テセウスの船』の最終回で、鬼気迫る演技が話題を呼んでいたせいや。その演技を見た鈴木が感動して涙を流したと聞き、感激していた。また、鈴木はリスナーから届いた「『テセウスの船』で一番気に入ってるセリフを教えてください」という質問に答えるなど、盛り上がった。
番組情報
アグネス・チャンが好きなせいやと実家が焼肉屋さんの粗品。仲良しコンビ「霜降り明星」がビッグシティ東京で感じた事を語り、紡ぎ、一本の糸にし、それでセーターを編んでいくぽかぽかラジオ!
★再編集したポッドキャストをSpotifyで聴けます!⇒こちらからチェック
~Spotifyをダウンロードすれば無料で聴くことができます(放送の翌日に最新エピソードを配信予定です)