芸人が、リスナー宅に2泊3日!移動時間が片道17時間の苦行を語る
公開: 更新:
2月26日(月)深夜放送のラジオ番組「ランパンプスのオールナイトニッポン0(ZERO)」で、お笑いコンビ・ランパンプスの寺内が、東京から鈍行電車で愛媛県に住む番組リスナーの家に行き、2泊3日するという“ムチャぶり旅”の一部始終を語った。
目的地、観光スポット、宿泊先、移動中の暇つぶしなど、旅にまつわる全てをラジオリスナーが操作・決定する番組企画「ラジオ桃鉄」。パーソナリティのランパンプスは“駒”となって、人気ゲーム『桃太郎電鉄』のように詳細不明の旅を、現実世界でくり広げるというもの。
この“駒”として寺内が選ばれ、2月23日(金)~25日(日)までの3日間「ランパンプスがあなたのお宅に2泊3日!ラジオ桃鉄~卒業旅行編~」と題した企画を実施。寺内はたった一人で、17時間鈍行電車を乗り継ぎ、愛媛県に住む22歳の男性リスナーの家へ行き、その旅の全貌を2月26日の放送で語った。
寺内:出発が新宿4時42分出発で。自宅の最寄り駅から行こうと思ったけれど、うちの最寄駅の始発に乗っても、愛媛県松山までの終電に乗ることができないのよ。とんちみたいなことを言いますよ?”始発で終電を逃す”ということ
小林:山手線沿線に住んでいないと、その日のうちに着かないんだ(笑)
寺内:こんなことがあるものか、と。で、東京・新宿駅4時42分発の電車に乗っても、乗り換えを1回もミスすることができない。1回ミスしたら終電を逃す
小林:すごいプレッシャー(笑)
寺内:今回は”ラジオ桃鉄”の第2回の企画ということで、新機能を追加しました。それが、「おめぇ今どこいんだよモード」。これは、 Google マップの位置情報共有機能を使って、僕がリアルタイムでどこにいるのか、世界中の人が確認できるというね。凄いですよ、あの機能!
小林:その機能を使えば、みんな寺内さんの所に来れたってこと?
寺内:そう。あと、今回の企画では「移動中ヒマだろ?相手してやんよモード」という機能もあって、Twitterの質問箱機能を使って、質問を募集して、寄せられた質問に移動中の僕が答えるというもので 。この2つの機能を始めますよ、というツイートをしたんだけど、リツイートしてくれたのはスタッフの3人だけだった!なぜなら時間が朝の4時40分だから
小林:僕もリツイートしなかった
寺内:そして電車に乗って、新宿駅から品川駅は余裕だったけど、品川からは早速70分間の移動!その移動中に、次の乗り換えを調べていたら、乗り換え時間は1分って書いてあって。1回もミスできないのに1分間の乗り換えって、すごいプレッシャーで
小林:寝たら終わりだもんね
寺内:ちなみにこの時点では、まだ朝の5時になっていません。1分間の乗り換えは、ホームが向かいだったから問題なく、その後の乗車時間も20分で
小林:うわー!短い
寺内:そう。20分が短く感じる。でもその後、熱海駅から浜松駅が150分
小林:うわー。すごいね、映画見られるじゃん
寺内:この辺りで”質問箱機能”を開始して
小林:Twitterの、質問箱の受付を開始したと
寺内:この時点で質問が500通以上も届いていた!
小林:すごいじゃん!
寺内:問題も面白くて、回答を色々考えていたら結構時間が経つのも早くて。楽しかった
小林:大喜利みたいになっていたよね
寺内:どんどん返していたらツイートをしすぎて。朝方の、僕目線のタイムラインを見たら僕、僕、僕、加藤一二三、僕ってなって
小林:ひふみん早っ
寺内:ひふみんの朝は早かった(笑)
70分→20分→150分→30分→90分……と延々と電車を乗り続け、窓から見える駅名を見ても馴染みのない地名ばかりで、途中、自分が日本のどこにいるのかさっぱり分からなくなってしまったという寺内。ひたすら電車に乗り続けるという苦行を続け、激しくストレスを感じていたというが、それも途中には「悟りを開いた」「僕はただひたすらに無心で乗り換え、早めに乗車した」「体が電車を欲して、もっと乗りたい体になりました」と、いよいよ感覚も麻痺して、苦痛も超越ししたという。
そして17時間もの電車苦行を終え、愛媛県に住む男性リスナーと無事に対面を果たした寺内。学生リスナーの4畳半の自宅に男2人で寝泊まりし、日中は松山城の観光、道後温泉では二人で温泉に浸かり、お昼ご飯には松山名物の鯛めしや鍋焼きうどんを食べ、夜は2人きりで観覧者にも乗るなど満喫したという。
その中で、寺内が年の離れたリスナーに腹を立て、無視して大人げない態度をとったり、”朝の日課だから”という理由でトロンボーンを吹き鳴らしたりと、迷惑を多々かけたそうだ。番組終盤、3日間お世話になったリスナーからの手紙が紹介されたが、文末には”もう二度とうちには来ないでください”と綴られていた。これに寺内は反省するどころか「なんだあいつ!(笑)」と、相変わらずの悪態をついていた。