4月20日(金)深夜放送のラジオ番組「上白石萌音 good-night letter」で、パーソナリティの上白石萌音が、現在出演中の舞台『火星の二人』の公演後に、役者6人で過ごす“特別な時間”について明かした。
上白石は現在、東京・シアタークリエにて公演中の竹中直人と生瀬勝久による演劇ユニット・竹生企画の新作舞台『火星の二人』に出演中。『火星の二人』は、大事故から奇跡的に生き延びた2人の男のその後を描いたストーリーで、生死の境が曖昧になってしまった男と、同じ経験からむしろ活力をみなぎらせている男の終わりなき口論から垣間見える、生き抜くことを巡る物語。作・演出を倉持裕が務め、竹中直人、生瀬勝久、上白石萌音、池岡亮介、前野朋哉、高橋ひとみの6人の役者陣が出演する話題作となっている。
豪華メンバーに囲まれ、常に心が震えるような感覚を覚えながら、楽しい日々を送っているという上白石。この放送では、そんな『火星の二人』の魅力についてトークをしつつ、その舞台裏のエピソードが明かされた。
「私、毎公演やっていく中ですごく好きな時間があって。それは、お芝居をしているときはもちろんなんですけど、それ以外でも好きな時間があるんです。
今回は6人でやるストレートプレイの舞台で、最後まで終わって、6人でカーテンコールでお辞儀して、袖にはけるんですけど。今公演しているシアタークリエという劇場は、劇場が地下2階にあって楽屋が1階にあるので、終わったらエレベーターで楽屋のある階に上がるわけですよ。そのエレベーターが、ちっちゃいエレベーターで6人乗りなの。
だから終わったら、6人全員でちっちゃいエレベーターにぎゅうぎゅう詰めで乗って、地下2階から1階に上がりながら、6人全員でその日の反省会をする…っていう時間がめちゃめちゃ好きで(笑) だって想像してみてくださいよ。エレベーターの中に、竹中さんと生瀬さんと高橋さんと前野さんと池岡さんがいるんですよ?すごくないですか?それでみんなで「あ~良かったね。」とか「あそこは○○だったね~。」とか言うんですよ。もう永遠に続けばいいと思っている、その時間。そしてみんなで笑い合いながら廊下を歩いて、それぞれの楽屋に入るっていう。そんな幸せな時間があります。
ほんとに、いいカンパニーなんですよ。舞台って生ものだから、その日その日でいろんなことが起きるわけですけど、でも何があっても、この6人でいれば絶対大丈夫だ!っていう、先輩方の懐の大きさというか、胸をお借りしてやっている感じですね。本当に幸せな体験をさせていただいております。」
温かくて結束力のあるメンバーで、幸せいっぱいに舞台をこなしているという上白石。藤原さくら、広瀬すず、坂口涼太郎、大原櫻子、優希美青といった、上白石の友達の歌手や女優たちも観にきたそうで、「(友達が来てくれるたびに)目が潤い、心が潤いました。」と上白石は嬉しそうに語った。
舞台『火星の二人』は、4月25日(水)までシアタークリエで公演を行ったのち、4月28日(土)からは大阪・サンケイホールブリーゼほか全国9都市にて公演される。