ゴールデンウィークの言葉の由来はラジオ?
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『八木亜希子 LOVE&MELODY』(5月5日放送)では、映画評論家の清水節に「いま見るべきオススメ映画」を聞いた。
「ゴールデンウィーク」の言葉の由来は、映画業界。この言葉が生まれた当時、映画のライバルはラジオ! ラジオがよく聞かれる時間帯を「ゴールデンタイム」と呼んでいたことにあやかり、「ゴールデンウィーク」と名付けたんだとか。
そんな映画業界、洋画ではマーベル映画最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ ウォー』、スティーブン・ スピルバーグ監督が贈る史上最高のエンターテイメント『レディ・プレイヤー1』が大人気。
邦画では、真実を暴く者VS.正義を貫く者──魂がぶつかり合う極秘任務ミステリー!劇場版第22 弾『名探偵コナン ゼロの執行人』が話題だ。今回も、公安とテロが戦うなど内容がヘヴィ。「名探偵コナン」はもはや子供向けではなく、2、30代がカップルで見に行くような作品に成長している。
そんな中、清水のイチオシは、カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞、北欧の鬼才が、エレガントにして痛烈な笑いで、問題だらけの現代社会を浮き彫りにしていく、傑作ヒューマンドラマ『ザ・スクエア 思いやりの聖域』。
現代美術館のキュレーターである主人公は、展覧会で「ザ・スクエア」という地面に正方形を描いた作品を発表。その正方形の中では「すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われる」という「思いやりの聖域」をテーマにした参加型アートだったのだが…。
この映画自体が、平等概念などを問いかける実験映画になっている。
主人公の心情を追いかける物語の映画とはちょっと違い、一般的な社会通念や常識を持っていると思っている人ほど、映画を見ていて自分の感覚がわからなくなるはず。
「ザ・スクエア」は、四角い映画のスクリーンのことなのかもしれない。
八木亜希子LOVE&MELODY
FM93AM1242ニッポン放送 土曜8:30-10:50
番組情報
あなたのリクエスト曲にお応えする2時間20分の生放送!
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