ボクシング・井上尚弥 「目標は具志堅さんのV13更新」

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【ボクシング、WBA世界バンタム級・WBC世界ライトフライ級調印式】自分が使用する日本製グローブの感触を確かめる挑戦者の井上尚弥=2018年5月23日文京区の東京ドームホテル 写真提供:産経新聞社

昨日、前日計量が行われまして、井上尚弥選手はバンタム級リミットの53.5キロでパス。一方、王者・マクドネルは、53.3キロで一発クリアしましたが、計量に1時間以上も遅刻するという前代未聞の事態。しかも、謝罪の言葉もなし。これには井上も

「ふざけてますね」

と怒りを露わにし、

「判定決着は望んでないのでKOで締めくくりたい」

と宣言しました。

スピード、パワー、テクニック、全てを兼ねそなえ、規格外の強さで“モンスター”と称される井上。対する王者・マクドネルは、10年間負け無し。亀田和毅らを相手に5度の防衛を重ねてきました。井上にとって過去最強の対戦相手ですが、勝てば、日本人として5人目となる3階級制覇、16戦での達成は日本最速です。

アマチュアのボクシング選手だった父親の影響で、小学1年からボクシングを始め、高校生の時には、インターハイ、国体、全国選抜などを制し、高校生史上初の“アマ7冠”を獲得。19歳でプロデビューすると、日本史上最速のプロ6戦目で世界王者へと上り詰めました。ここまでプロ戦績は、15戦15勝13KO。これまで、ライトフライ級とスーパーフライ級の2階級を制覇。記録のみならず、その圧倒的な試合内容は、目のこえたボクシングファンも絶賛、「日本ボクシング史上最高傑作」とまで言われています。

今回、階級を一つ上げて狙うのは、バンタム級のベルトです。辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介ら、日本人の名チャンピオンを排出し“黄金のバンタム級”と呼ばれるこの階級。その目標について、井上は、

「具志堅さんのV13。この階級で更新を目指したい」

と語ります。

新たな井上伝説の幕開けとなるゴングが、間もなく打ち鳴らされます。

5月25日 飯田浩司のOK! Cozy up!「スポーツアナザーストーリー」

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