6月4日(月)深夜放送の、ニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』(パーソナリティ:ニッポン放送アナウンサー吉田尚記)にて、男性4人組ヴィジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が出演し、さいたまスーパーアリーナで演出無しの公演をする、その理由を明かした。
今年の3月より全国ツアー『ロボヒップ』を開催中のゴールデンボンバー。ツアーファイナルには7月17日(火)・18日(水)でさいたまスーパーアリーナでの2DAYS公演を予定しているが、このうちの初日、17日の公演では演出無しという前代未聞のアナウンスがされている。なぜこのような形式を取ることにしたのか、鬼龍院がその思惑を語った。
吉田:現在開催中の全国ツアー『ロボヒップ』のツアーファイナルはさいたまスーパーアリーナでやるんですよね、会場すごい大きいじゃないですか。
鬼龍院:でかい!あ~、でかい!
吉田:これを2日間やるんですよね。そこでリスナーさんから「私は、さいたまスーパーアリーナの1日目、演出無し公演に行くか迷っています」っていうメールがきてるんですが。
鬼龍院:あはははは(笑)
吉田:ゴールデンボンバーの公演行くと分かるんですけど、俺はドリフターズの再来だと思ったんですよ。
鬼龍院:ずっとボケて、前振りがあって、オチがあってって感じですね。とにかく笑いを詰め込むってことをやってます。
吉田:それなのに、なぜ演出無し公演を?
鬼龍院:そうですね。これをやろうと思った1番の理由が、最終日の2DAYSの、1日目のテンションがみんな絶対上がってない説みたいなのがありまして(笑)
吉田:あはははは(笑)
鬼龍院:これはあの、僕らは本当にもちろん全公演、全力でやるつもりでいます!本当にそうやって、やってきています!でもなんだろうな……、「もう終わってしまうぞこのツアー!」って1日目で言われてもなんか「明日もあるし」みたいな、雑念が多いような空間な気がするんですよ(笑)
吉田:アーティストでそこに切り込んだ人、初めてだと思いますよ(笑)
鬼龍院:地方だと2DAYSでもバーっとやれているような気がするんですけども、最終日会場の2DAYSの1日目って、なんかウケづらい気がしてきたんですよ、何度かやっていて。
吉田:お客さんも出演者みたいなところがあると思うんですけど、どうしたって気合いが入ってない可能性があるわけですよね(笑)
鬼龍院:僕らは常に全力でやっています、でも、なんとも抗えない空気みたいのを毎回感じてはいたんです。そこでもう思い切って、ガラッと変えるぐらいの方が良いんじゃないかなっていうのがきっかけで、演出無しにしてみようと思いました。
ずっと感じていた、最終公演2DAYSの1日目の空気感から、あえてさいたまスーパーアリーナでの演出無し公演にチャレンジすることを決めたという鬼龍院。また、自分は歌っているからまだ良いものの、2時間半ものあいだ演出無しなのでボケることを封じられ、エアーバンドなので当て振りをし続ける他のメンバーの緊張感が見所になるのではないかと語った。