女優・上白石萌音、映画の“プール潜水”撮影で経験した未知の感覚

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7月13日(金) 深夜放送のラジオ番組「上白石萌音 good-night letter」で、パーソナリティの上白石萌音が、現在公開中の映画『羊と鋼の森』を観たというリスナーからの感想メールを読みつつ、撮影時の大変だったエピソードを語った。

女優・上白石萌音、映画の“プール潜水”撮影で経験した未知の感覚

『羊と鋼の森』は、山﨑賢人演じる将来の夢を持っていなかった主人公・外村直樹が、高校でピアノ調律師と出会ったことをきっかけに自身も調律師となり、逞しく成長していく姿を描いた感動作。この作品の中で上白石は、主人公に調律をしてもらうピアニスト姉妹の姉・佐倉和音(さくら かずね)を演じる。また、妹の上白石萌歌も佐倉由仁(さくら ゆに)役として出演しており、実の姉妹が共演する作品としても注目を集めている。

既に公開中ということで、番組にはこの作品を観に行ったリスナーからの感想メールが届き、上白石はこれを紹介しつつ撮影時のエピソードを語った。

(メール)「映画『羊と鋼の森』を観ました。ほかの映画と違って、セリフのない場面がとても印象に残っています。特に萌音さんは水中でもがく場面を演じていましたが、心の繊細な動きを表現する上で意識していたことや、撮影現場でのエピソードがあれば教えてください。」

「水中で潜水して撮ったシーンがあったんです。ダイビングプールで撮ったんですけど、水深5メートルのところまで重りをつけて潜りました。

そこで、酸素ボンベを取って、水面まで泳いで上がっていくシーンを撮影したんですけど。水中って、水深によって水圧が変わるじゃないですか。だから肺に空気が満杯の状態で上がっていくと、空気の量が肺のキャパを超えちゃうのね? それは体にとても悪いから、どうするかっていうと思いっきり酸素ボンベで空気を吸って、せっかく吸った空気を水深5メートルで全部吐き切っちゃうんですよ。

でも体の中に残った少量の空気が、上に行くにつれて(気圧の差で)膨らんでいくの。上に行くと、不思議と空気が体の中から上がってくるんですよ。不思議~!と思って。それがクランクアップ(前の最後の撮影)だったんですけど、すごい撮影でしたね~あれは。楽しかったなぁ。」

撮影を通して不思議な体験をしたという上白石。そんなシーンも観ることができる映画『羊と鋼の森』について、上白石は最後に、「まだ観ていない人は、私が命をかけて撮影した潜水シーン、ぜひ観に行ってください!」と改めて薦めた。

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