【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね　第874回】

『スパイ in デンジャー』

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X（トーキョー シネマ クラウド エックス）」。

今回は、Disney＋（ディズニープラス）にて独占配信中の『スパイ in デンジャー』をご紹介します。

『スパイ in デンジャー』

スマートでエネルギッシュなアクション・コメディ・アニメーション

ディズニーが贈るブルー・スカイ・スタジオ製作のアニメーション『スパイ in デンジャー』。

ハトになったクールな最強スパイと、平和を愛するドジな天才発明家。凸凹コンビが世界を駆け巡る、デンジャラス・スパイ・アクションです。

『スパイ in デンジャー』

『スパイ in デンジャー』のあらすじ

どんな危険なミッションもクールにこなすランスは、世界トップクラスのスパイ。ところが、ある任務で押収した最新鋭の武器を横流ししたという汚名を着せられ、情報局から追われる身に。

追っ手から逃れるため、ランスは天才発明家ウォルターが開発した薬を誤って飲んでしまい、ハトの姿に変身してしまう。

自分を罠にかけた悪党キリアンと、その仲間で日本の武器商人キムラを追ううち、実は平和を脅かす恐ろしい陰謀があることを知るランス。しかし頼れるのは、ウォルターと仲間のハトだけ。

果たして世界最強のスパイは、ハトの姿でこの危機を乗り切ることができるのだろうか……。

『スパイ in デンジャー』

『スパイ in デンジャー』のみどころ

スパイになるために生まれたような男ランス・スターリング役には、さまざまな作品で世界中の映画ファンを魅了して来たウィル・スミス。

彼はストーリーやキャラクター設定など、企画段階から本作に参加。ランスのビジュアルは、どこかウィル・スミスに似ていると感じる人も多いのではないでしょうか。抜群の運動神経を持つ洗練されたスパイを、まるでウィル自身が映画の世界へ投影されたかのように魅力的に表現しています。

一方、ランスの相棒となるウォルター・ベケット役は『アベンジャーズ／エンドゲーム』などで人気のヒーロー、スパイダーマンを演じたトム・ホランド。

平和を愛するウォルターが開発するガジェットは、敵を幸せな気持ちにさせることで攻撃をかわすなど、どれも発想がユニーク。遊び心あふれるアイテムに、きっと胸がわくわくするハズ。

『スパイ in デンジャー』

アニメーション作品でありながら、正統派スパイ映画として見応えある本作。同時に、友情やチームワークの重要性といった、人生において“大切なコト”に気づかせてもくれます。

夏休みの“おうち時間”を親子で過ごすのにも、おすすめの1作です。

『スパイ in デンジャー』

＜作品情報＞

『スパイ in デンジャー』

Disney＋（ディズニープラス）にて配信中
監督：トロイ・クエイン、ニック・ブルーノ
声の出演：ウィル・スミス、トム・ホランド、ベン・メンデルソーン、ラシダ・ジョーンズ、カレン・ギラン、マシ・オカ
日本語吹替版：鶴岡聡、田谷隼、内田直哉、佐古真弓、下山田綾華、石上裕一
(c) 2020 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
原題：Spies in Disguise
公式サイト　https://disneyplus.jp/