2,000kmの長距離までも! 日本生まれの海を渡る蝶「アサギマダラ」

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蝶が海を渡り、旅をする? 日本の蝶「アサギマダラ」とは?

人間が海を渡るとき、船や飛行機など乗り物に乗りますよね。私たちは自分の力で移動できない長距離も文明の力でラクラクと飛び越えてしまえます。

ですが、そうした便利なものが使えずに、もしも体ひとつで海を渡らなければいけない場合、あなたならどうしますか?

たとえば「太平洋を横断しなければ命はない」なんて絶壁に追い込まれたら、海に飛び込んで渡り切ってみようなんて、思いますか?

アサギマダラは日本生まれの蝶。成虫になると、海を渡り台湾へ行く

アサギマダラという蝶は2,000km以上もの長距離だとしても、羽ばたき海を渡ります。人間の手のひらほどの大きさで、そんな果てしない旅を成し遂げてしまうのです。浅葱色(薄い水色)を黒や栗色が縁取る半透明に輝く翅(ハネ)を持ち、その翅を広げると全長は10cmほど。その飛翔はアゲハ蝶よりふわふわヒラヒラと風に乗るように、優雅。しかもアサギマダラは日本生まれなんです。日本本土で孵化し、成虫になってから沖縄や東西諸島、そしてまさかの台湾まで海を渡って移動します。

1日に200km飛ぶ個体も。不思議な生態は明らかになっていない点が多い

まだその生態は明らかになっていないところも多いですが、近年はアサギマダラにマーキングをし、その謎を解明する研究が進んでいます。なぜアサギマダラは海を渡るのか。なぜそんな長距離を渡り切れるのか。個体のなかには1日に200kmも飛べてしまうものもあります。人間で置き換えたならだいたい東京から静岡まで1日で泳ぎ切ったようなもの。あんなに小さな体のどこにそんなエネルギーがあるのか、とても不思議ですよね。

しかもアサギマダラは生まれてからその目的地を知らないはずです。まだ見ぬ世界へ命がけの旅をするのです。

いつか神秘的なアサギマダラの謎が解明されたとき、そこにはどんな答えがあるのでしょう。アサギマダラがどんな気持ちで海を渡るのか、知ってみたいと思いませんか?

2018年の夏休みは『長柄町都市農村交流センター・ワクワクながら』の『昆虫ドーム』へ(イベント終了)

2018 昆虫ドーム 長柄町営プール 長柄町都市農村交流センター ワクワクながら

2018 昆虫ドーム 長柄町営プールのご案内 - 長柄町都市農村交流センター"ワクワクながら"HPより

長柄ダム湖畔のファミリーリゾート『長柄町都市農村交流センター・ワクワクながら』で、夏休みをワクワク・ドキドキ過ごしませんか。

お薦めは、カブトムシやクワガタを放し飼いにした『昆虫ドーム』です。観察したり、触ったり、昆虫採集も体験できますよ。

昆虫の発生状況や天候によりますが、8月16日(木)まで開園します。また、カブトムシやクワガタの上手な飼い方、生態などを学ぶ『ワクワク昆虫講座』や夜の森の昆虫を観察する『昆虫講座と夜の森探検』の夏休み特別企画も開催します。

昆虫ドームのお隣には、一周およそ120mの流れるプールと、小さなお子さんでも安心して遊べる幼児プールもあります。こちらの町営プールは8月27日(月)まで。長柄ダム湖畔は自然がいっぱいです。コテージやバーベキュー場、テニスコート、野球場などの施設も充実しています。

お問い合わせご予約は、長柄町都市農村交流センター・0475-35-0055まで。

長柄町営プール
開業期間・営業時間:7月14日(土)~16日(月)/7月21日(土)~8月27日(月) 午前9時~午後4時
入場料:大人 620円/中学・高校性 410円/子供(3歳以上)310円 ※小銭のご用意をお願いします。

昆虫ドーム
開業期間・営業時間:7月の土・日・祝祭日、及び7月21日~8月16日(予定) 午前9時~午後4時30分
入場料:200円(3歳以上)※小銭のご用意をお願いします。

長柄町都市農村交流センター・ワクワクながら
お問い合わせ:TEL 0475-35-0055/FAX 0475-35-3141
〒297-0231 千葉県長生郡長柄町山之郷70-15
[営業時間]8:30~17:00
[休館日]木曜日(木曜日が祭日の場合には翌金曜日)
詳細はこちら

【ハロー千葉】

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