ジャーナリスト山路徹が橋下徹に反論!シリアのジャーナリスト拘束問題を語る

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ジャーナリスト山路徹が橋下徹に反論!シリアのジャーナリスト拘束問題を語る

ジャーナリストの山路徹が、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」(11月2日放送)に出演し、フリージャーナリストの安田純平がシリアで拘束され、先月解放された事件について語った。

世間では、無事に帰国したことを喜ぶ声がある一方で、危険地域と分かっていながら戦地に入って拘束されたことから、自己責任論も噴出している。また、外務省から止められたにも関わらず、シリアに渡航し拘束されたこと。そして、これまでにも複数回拘束されていることなどから、一部では批判が相次いでいる。

ミャンマーで拘束され、ボスニア内戦など様々な戦地取材を行なった経験を持つ山路はこの問題について「普段、私たちがマスメディア等を通じて見る戦場の悲惨な映像や写真は、無人カメラが撮影しているわけではありません。生身の人間が様々なリスクを負って現場へ行き撮っているのです」と、戦地へ赴くフリージャーナリストに敬意を込めてコメントした。

また、元大阪市長の橋下徹が10月28日に「安田氏が取材活動によって世間に伝えているものは、BBCやCNNやロイターなどの報道機関が現在伝えているものと何か違いがあるのか?僕が見聞きした安田氏の話は、単に自分自身が現地に行ったというところにしか価値がない。それなら世界の報道機関が報じているもので十分だ」とツイートし、賛同の声が相次いだことについては、「橋下さんが仰っていることは良く分かる。でも、CNNやロイターなどの海外の報道機関は、その国の記者が、その国に向けて、その国のために報道している。つまり、日本人としての目線が入っていない状態なんです。それを日本人も2次利用していいのでしょうか?」と、日本人に向けた報道がされなくなる可能性があることを指摘した。

また、橋下はTwitterで「安全対策にはもちろん金もかかる。不十分な装備でエベレストに挑戦する者に対してプロの山登りはバカと評するだろう」と、危険な地域で取材するにあたっての安全対策に問題があったのではないかとも指摘。この意見に対し、山路は「この意見も良く分かる。ただ戦地では、同じ現場に行っても昨日と今日で、環境が全く違う。そのような環境で死なないため、拘束されないための準備・対策というものは難しい。」と、自身の経験から、戦場で取材をする際に、安全な環境で貴重な情報を得ることは困難であることを明かした。

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