市川海老蔵 日本の玄関口で2020年への文化発信を語る
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11月9日(金)羽田空港国際線旅客ターミナルで、東京都の2020年に向けた文化発信プロジェクト「Tokyo Tokyo FESTIVAL」プロモーションイベントが開催され、歌舞伎俳優の市川海老蔵、東京都知事小池百合子らが参加した。
「Tokyo Tokyo FESTIVAL」は、東京2020オリンピック・パラリンピック大会に向けて様々な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組であり、今回は2020年4月に始まる本展開に先立ち第一弾プロモーションイベントとして開催された。
日本伝統の舞台を模したイベントスペース「江戸舞台」(羽田空港国際線旅客ターミナル4階)には、まず市川海老蔵が登場し、歌舞伎十八番の内『勧進帳』より「延年乃舞」を披露した。この日は素踊りでの披露となったが、「成田屋!」の掛け声と囃子が響く中、昂然たる舞姿に取材陣も息を呑んだ。
その後行われたトークセッションでは、市川海老蔵のほか、小池百合子都知事と東京芸術文化評議会評議員の吉本光宏が登場し、東京・日本の芸術文化の魅力や国際文化交流のあり方、2020年に向けた芸術文化の広がりへの期待について語った。
自身も数多くの海外公演を行ってきた市川海老蔵だが、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた文化発信の意義について「海外公演の場合、その盛り上がりはどうしても一過性になってしまう。2020年はオリンピック・パラリンピックを観るために、そして日本の文化を堪能するために世界中の方々が東京に来てくれる。日本の文化を求めてくれる人が一挙に集まってくれるので、そこに応えられるよう受け皿というか、アニメ、伝統、スポーツを観たい人が楽しんでくれて、その盛り上がりがさらに続くような仕組みを考えてやっていきたい」と意気込みを語った。
また、ニッポン放送で放送中のパラスポーツ応援番組「ニッポンチャレンジドアスリート」(月-金曜日13時42分~放送)でもアンバサダーを務める市川海老蔵は、「パラリンピックが2回行われるのは主要都市で東京が初めてになるので、どのような大会になるか非常に興味がある」と語り、パラリンピックの盛り上がりにも期待感を寄せた。