12月11日(火)深夜放送のニッポン放送『ミュ~コミ+プラス』に、映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が出演し、同映画の制作秘話について明かした。
ミュ~コミ+プラスでは、12月10日(月)~12月14日(木)の4日間、2018年話題になったものにまつわる豪華ゲストが連日登場する大型企画『今年の顔が総登場!ミュ~コミ+プラスグレイテスト・ヒッツ2018』を開催中。2日目のこの日は、制作費300万円で作られ、当初は2館のみの上映だったにも関わらず、そこからジワジワと口コミで人気を集め、動員数200万人・興行収入30億円以上を突破して話題となった映画『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督が登場した。
異例の大ヒットを記録し、社会現象にもなった『カメラを止めるな!』だが、映画が制作されている最中、実は劇場で公開される予定すらなかったという。
上田:なんか最近、映画界の大先輩によく言われることなんですけど「広いターゲットを作るんじゃなくて、身近な人を喜ばせようと思って作品を作りなさい」って言葉を頂いて。ちょっと思い出したのが『カメラを止めるな!』ってワークショップを経て新人の俳優達と1本の映画を作るっていう企画なんですね、出発が。
吉田尚記アナウンサー:はい
上田:だから最初の12人の俳優のために走り出した企画なんですよ
田所あずさ(アシスタント):『カメラを止めるな!』は役者さんは本人のキャラと性格が似てますよね
上田:そうですね。本人の個性を活かしたキャラクターで当て書きをしてるんですけど、最初はそもそもが2館で上映もしない予定だったんですよ
吉田:上映されるかどうかも分からなかったんですか?
上田:はい。上映されるか決まってない状態で作品を作り始めていたので、新人の監督と新人の俳優が演技レッスンを経て1本の映画を作って、それで6日間だけイベント上映をして「良かったですね」っていう映画だったんですよ、それが評判を経て劇場公開しましょうっていう。なので本当に12人の俳優と僕にとって、なんか次の名刺替わりになるような作品になればいいなって作っていた映画だったので、本当にここまでの事になるっていうのは全く想像出来ていなかったですね
そもそも『カメラを止めるな!』は劇場で公開される予定すらなく、大ヒットとなるのは想像もしていなかったという上田監督。さらにこのあと、吉田から今回の映画で1番楽しませたかった人を聞かれ上田は「目の前のキャストとスタッフ」と答え、作品に対する想いを伝えていた。
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