平成のプロ野球ベストシーン 2013年・楽天が田中将大投手で優勝
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「草野満代 夕暮れWONDER4」(2019年3月28日放送)では、「スポーツ実況アナウンサーが選ぶ平成のプロ野球ベストシーン」を師岡正雄アナウンサーが紹介した。
番組パートナーの松本秀夫アナウンサー曰く
「師岡さんは“イイとこ取り”してるから結構あるんだよね」
というもの、師岡アナウンサーは、「野球の世界一決定戦・WBCワールド・ベースボール・クラシックで日本が連覇した瞬間」、「松井秀喜選手がヤンキースで初ホームランを打った試合」など、数々のスポーツの名シーンを実況担当してきたという。
シドニー五輪で金メダルを獲得した高橋尚子選手のレースでは
「40キロ過ぎまで、TBSの清原アナウンサーが喋って、ゴール前になって師岡さんにバトンタッチ」
昨年の東京マラソンで、日本記録を更新した設楽悠太選手のレースでは
「42キロ過ぎまで山内アナウンサーが喋って、競技場に入ってから『それでは競技場の師岡さん!』それで、ゴールの瞬間『日本記録が生まれました!』って…ものの数分なのに、使われるのは全部、師岡さんのシーン!」
そんな“イイとこ取り”の師岡アナウンサーが選んだ「スポーツ実況アナウンサーが選ぶ平成のプロ野球ベストシーン」は、2013年の楽天イーグルス対読売ジャイアンツの日本シリーズ第7戦で、楽天が初の日本一になった瞬間。師岡アナによると
「日本シリーズで第7戦まで行くのはなかなかない」
と語った。実は、この日本シリーズは楽天の3勝2敗で迎えた第6戦。先発したのは田中将大投手で、この年のシーズンは24勝0敗と圧倒的な成績を残していた。
「正直、第6戦で決まりだと思っていました」
という師岡アナ。ところが、第6戦は巨人が勝利し、3勝3敗で、日本一の行方は第7戦へ。番組パーソナリティの草野満代は、
「さすが師岡さん持ってますね」
と感心。ちなみに、第6戦の実況を担当したのは胡口和雄アナウンサー。松本アナは「胡口さん持ってないなぁ(笑)」と優勝の瞬間を実況できなかった、胡口アナの心情を察していると、師岡アナは
「もうね。おやおや?私にきましたよ!」
と、第7戦を迎えた当時の心境を明かした。
第7戦は、美馬投手が6回無失点。則本投手が2回無失点。
そして9回のマウンドに上がったのは第6戦で160球を投げて完投した田中投手。
「田中投手が登場した時の球場の盛り上がりが…。もう鳥肌もんでしたよ」
と当時の様子を語った。この年の日本シリーズは、星野監督が監督として初めての日本一。
さらに、楽天イーグルスが球団創設後初の日本一。そして、2011年の東日本大震災以降、「がんばろう東北」をテーマに日本一を目指していたこともあり、「球場が楽天ファン一色に染まった日でした」と語り、当時のシーンを振り返った。
草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40
番組情報
素敵な音楽&豊かな暮らしを、あなたに!「草野満代 夕暮れWONDER4」
(放送は2020年7月2日まで)