鶴光が語る 下ネタでオールナイトニッポンが人気爆発した理由とは?
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ニッポン放送開局記念日スペシャル「おかげさまで65周年”あなたとROCK&GO”」(7月15日放送)に、笑福亭鶴光が出演し、オールナイトニッポンのエピソードを披露した。
笑福亭鶴光は、オールナイトニッポンを1974年から1985年まで11年間担当した。「鶴光でおま」「わんばんこ」「ええか~ええのんか~」など流行語を生みだした大人気ラジオ番組だった。
鶴光がオールナイトニッポンを担当したきっかけは、当時、オールナイトニッポンを担当していたあのねのねのピンチヒッターとして3か月担当したことだった。ピンチヒッターということで、3か月間にいろいろな企画を好きにやったのが反響でレギュラーになったそうだ。番組の内容を下ネタ重視にしたのは、亀渕ディレクターから「セックスアピールが足りない」という発言からだったそうだ。下ネタのおかげで、番組の人気は爆発し、当時、アーティストになる前の福山雅治やイエローモンキー吉井和哉も番組を楽しみにしていたそうだ。また、下ネタのおかげで、学校では聞いちゃいけない番組と指定されるほどの反響だったそうだ。
「鶴光のオールナイトニッポン」では、「タモリ倶楽部」の「空耳アワー」の元祖となる「この歌はこんな風に聞こえる」コーナーがあった。いろいろな曲の歌詞が違う風に聞こえることをリスナーのハガキで紹介し、人気コーナーだったそうだ。
鶴光はその後、ニッポン放送の夕方の番組「鶴光の噂のゴールデンアワー」を1987年から2003年まで担当。2代目アシスタントの田中美和子とのコンビが話題となり、人気番組になった。番組では、田中美和子が電話で出演し、「鶴光の噂のゴールデンアワー」の思い出を語った。
鶴光と田中美和子の最初の出会いは、田中がディズニーランドのアンバサダーを担当しているときに、ディズニーランドから生放送で田中がゲスト出演したときだそうだ。それが縁となり、アンバサダーの任期終了後、ニッポン放送のアルバイトになり、番組アシスタントオーディションで、番組アシスタントとなった。
田中美和子は、番組内で数々を読み間違えなど失敗エピソードが多く、それを鶴光が面白く伝えるのが番組の人気の秘密となった。一例としては、「神様、仏さま」を「神様、イムさま」と読んだり、ヤクルト川崎投手が沢村賞を受賞したときに「新人賞おめでとうございます」と発言したり、と失敗エピソードがある。
鶴光は、J:COM TVにて「笑福亭鶴光のオールナイトニッポン.TV@J:COM」を担当し、アシスタント田中美和子との名コンビを続けている。
ニッポン放送開局記念日スペシャル「おかげさまで65周年”あなたとROCK&GO”」
FM93AM1242ニッポン放送 2019/7/15 5:00-21:50