ラグビー元日本代表・伊藤剛臣~神戸製鋼入りを決めた平尾誠二のカッコイイ一言

By -  公開:  更新:

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、ラグビー元日本代表の伊藤剛臣が出演。ラグビーの素晴らしさについて語った。

黒木)今週のゲストはラグビー元日本代表、伊藤剛臣さんです。伊藤さんは日本代表として、数々の国際大会に出場されたトッププレーヤーでしたけれども、そもそもラグビーを始めたきっかけをお伺いしたいです。高校時代は野球やバスケットをやっていらしたということですが。

伊藤)家が柔道の道場を開いていました。

黒木)柔道をやっていらしたのですか?

伊藤)柔道と少年野球をやっていましたね。中学校では柔道部と野球部がなかったものですから、兄がやっていたバスケットボール部に入りました。高校は神奈川県の法政二高に入学したのですが、その当時の法政二高はスポーツが盛んで、野球をやろうと硬式野球部に入りました。周りは猛者ばかりですよ。いままで大きなバスケットボールを扱っていたので、野球の小さなボールは扱えないことに気が付いて、無理だと思い、野球部を辞めました。そうして落ち込んでいるときに、学校の担任の先生と父親からラグビーを勧められました。

黒木)ラグビー部はあったのですか?

伊藤)ラグビー部はありました。野球をさせてもらって、柔道もして、バスケットボールもして、全部がラグビーにつながりましたね。やはりバスケットボールもよく走ってシュートをして、パスをして。柔道も1対1で戦うので、ラグビーをやる準備は完全にできていました。

黒木)それでやり始めて、すぐに開花したのですか?

伊藤)高校3年生のときに、高校日本代表に選んでいただきました。全国大会には出られなかったのですが、スコットランドに遠征させてもらいました。

黒木)大学時代には大学選手権で、25年ぶりに優勝をもたらしたと。そこから神戸製鋼に入られたのですね。

伊藤)はい。神戸製鋼はその当時、5年連続で日本一になっていました。私は東京出身なので東京を出る気はなかったのですが、神戸製鋼さんが誘ってくださって。最初は断ったのですが、1回神戸に来てみろと言われて神戸のみなさんに会ったときに、5年連続で日本一になっている人たちですから、ピカピカ光輝いていたのです。格好よかったです。ミスターラグビーと呼ばれた平尾誠二さんが、スーツでビシッと決めて男前で、格好いいわけです。「伊藤、お前なぜ東京にこだわっているのだ。俺は同志社大学を終わった後、イギリスに留学して、そこから神戸に来た。男だったら1回外の飯を食ってみろ」と言われて、かっこいいなと思って。ならば神戸製鋼に行こうと思いました。

黒木)本当に、敷かれたレールの上を歩いていらっしゃるという感じがしますけれども。

伊藤)そうですね。高校時代から始めたラグビーに、人生の夢だとか目標、ロマンをいただいたのですよね。僕が始めた高校1年生のときに、第1回ワールドカップが始まりました。

黒木)そういう時代が後押ししたということもありますね。

伊藤)そうですね。やはりラグビー界から、たくさんのロマンと夢を貰いました。

黒木)ラグビーからたくさんのロマンを貰ったというのは、具体的にどんなことですか?

伊藤)世界と戦えるということですよね。高校3年生のときに初めて飛行機に乗って、高校日本代表の遠征でスコットランドに行かせてもらいましたが、世界中に行けるのだ、世界と戦えるのだという、そういったロマンがあります。

黒木)スポーツは世界と戦えるのですものね。

伊藤剛臣(いとう・たけおみ)/ ラグビー元日本代表

■1971年、東京都出身。
■法政大学第二高校時代、担任の勧めでラグビーを始め、高校代表に選出。法政大学3年時には大学選手権で25年ぶりに優勝をもたらした。
■卒業後、社会人ラグビーの名門・神戸製鋼に入社。1994年度の全国社会人大会、日本選手権7連覇に貢献。
■1995年、阪神淡路大震災が発生。神戸をラグビーで勇気付けたいという思いを胸に、1999年・2000年度の全国社会人大会・日本選手権にて連覇を果たす。さらに、トップリーグ開幕初年度の2003年にはチームを優勝に導いた。その後もチームの中心選手として活躍し、数々の栄冠を手にした。
■神戸製鋼の契約終了を機に、40歳で1度は引退を決意。しかし、2011年の東日本大震災をうけ、消えないラグビーへの情熱と、震災で被害を受けた釜石に神戸での思いを重ね、トライアウトを受ける。
■2012年、18年間所属した神戸製鋼から「釜石シーウェイブス」に移籍。
■ラグビー日本代表ではW杯に2大会出場。1998年のアジア大会では主将を務めるなど日本ラグビー界を長きにわたり牽引。代表キャップ62は歴代8位の記録(2018.5月当時)。
■2018年1月まで現役最年長記録選手として活躍していたが現役を引退。
■引退後は、ラグビーW杯2019日本大会のアンバサダー、また釜石シーウェイブスのアンバサダーを兼任し、ラグビーの魅力を伝えている。

ENEOSプレゼンツ あさナビ (9月17日放送分より)
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳

Page top