9月25日(水)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月−木24時~)に、週刊少年チャンピオンで『BEASTARS』を連載中の漫画家・板垣巴留が出演し、作品を描く前の編集者との打ち合わせの様子を語った。
『BEASTARS』は、肉食獣と草食獣が共存する世界を舞台に、名門チェリートン学園で織りなされる動物たちの青春群像劇。『マンガ大賞2018』で大賞を受賞し、今年10月からはフジテレビ系列でアニメが放送されるなど話題となっている。
番組では作者である板垣が、この作品の打ち合わせ時に、編集者との間でどんなやりとりが行われているのかを明かした。
吉田尚記アナウンサー:『BEASTARS』を読むと、板垣先生の物事を動物的な目線で捉えて漫画にする力がすごいなと思います。こういう他の人には想像できないような内容を、編集さんや出版社の人にはどうやって説明しているんですか?
板垣:ネームの打ち合わせはもちろんありますね
吉田:打ち合わせってどういう感じなんですか?
板垣:私が一週間考えたプロットを打ち合わせでお伝えするんですけど、漫画家は「これを書く!」って心で決めてプロットを説明しているので、それにはあまり口出しされないです。ひたすら「いいじゃないですかそれ!」って言ってくれて、描く気にさせてくれますね
吉田:じゃあ、「読んでる人が分からないと思うよ」とかは言われないんですね
板垣:言われないですね
吉田:素晴らしいですね。読んでる側としても、その勢いで描いてほしいですもん(笑)
板垣:(笑)
編集者の温かなサポートもあって、ユニークな作品を生み出し続けている板垣。また、板垣は10月からスタートする『BEASTARS』のアニメの第一話をすでに観たとのことで、「びっくりしました。すごすぎて笑うというか、ずっと笑っちゃって」とその感想を語っていた。
番組情報
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