【ニッポン放送「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」アシスタント
青山吉能 インタビュー・前編】
11月2日にスタートしたニッポン放送の番組「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」(毎週土曜13時〜)。クイズに正解したゲストのリクエスト曲がかかるミュージックバトルや、旬なアーティストを迎えて最新の音楽シーンを届ける同番組の1月のマンスリーアシスタントに、声優の青山吉能(23)さんが就任した。
青山さんは、2014年放送のTVアニメ「Wake Up, Girls!」で声優デビュー。同名の声優ユニット「Wake Up, Girls!」のメンバーとしても活動し、Webラジオ「オールナイトニッポンi」(ニッポン放送)のパーソナリティを務めた経験もある。
さらに2017年にはTVアニメ「恋愛暴君」のグリ役でアニメ初主演を果たし、現在放送中のTVアニメ「群れなせ!シートン学園」で馬縞クロエ役、TVアニメ「なつなぐ!」で千葉いずみ役を演じるなど大活躍中である。
そんな青山さんの、番組アシスタント就任の心境は? 目標は?---1月11日、初回の放送を終えたその余韻の残る中、「ニッポン放送 NEWS ONLINE」編集長が、その想いを訊いていった。
―――― 3時間半の生放送は、いかがでしたか?
青山:本当に初めてのことばかりでめちゃくちゃ緊張していたんですけど、天野さんやゲストのみなさんにも助けられ、ただただ楽しい3時間半になったと思います。私がいつもやらせていただいているラジオって、私の話したいことを届けることがすごく多かったので、今回はゲストさんの良さをいかに引き出すかとか、天野さんとの空気感だったりとか、“アシスタントMC”ってどういう立ち位置で話せばいいんだろうっていうのを試行錯誤しました。
―――― かなり楽しかったようですね
青山:すごく楽しかったです! 生放送が始まるまでは、自分の中で反省まみれでこんなに笑顔でしゃべれてないだろうなって思っていたんですよ。いつもは「あれがダメだった、これがダメだった」っていう自己嫌悪タイムがあるんですけど、それを超えるくらい楽しかったので、ラジオの力って偉大だなと思いました。
―――― リスナーが青山さんのことを知って聴いてくれているラジオ番組との違いはありましたか?
青山:ありましたね。私のことも知っていただきたいですが、私よりもゲストさんを知っていただくというのがあったので。今までは自己表現していれば100点満点だったんですけど、自己表現しながらゲストさんを立てるには、どういうバランスがよかったのかと今でも考えます。でも、天野さんがアシスタントの私にも発言する機会をさりげなく与えてくださったりして、すごく助けられました。
―――― パーソナリティの天野ひろゆきさんには、どのような印象を抱きましたか?
青山:とにかく空気の読める方なんだなと思って。私自身、初回ということもあって台本通りに頑張ろうと思っていたんですけど、天野さんはボキャブラリーの豊富さが段違いで。一言一言のコメントも、全部がすごいなと。私ももっと語彙力を鍛えていかないといけないなと思いましたね。
―――― 初回は、勉強しながら放送を進めた感じですか?
青山:そうですね。楽しみながら勉強できたっていうのが自分でもうれしいです。スタッフのみなさんも優しくて、温かい現場だなと思いました。でもそれに甘えずに、自分ももっとスキルアップできるように頑張りたいです!
―――― 私も「オールナイトニッポンi」でお仕事させていただいていましたので、青山さんはラジオの良さがわかっている人だと思っていました。そして、生放送をきちんと進行しつつも、ほかの出演者の懐に飛び込んでいくような、良い関係性づくりができそうだなと、今回の番組のディレクターさんとお話をしていまして、今回アシスタントのお声がけをしたんです。
青山:本当にそう思っていただけるのがうれしいんですよね。ありがたい……。
―――― さまざまなジャンルの著名な方々が出演する番組ということもあるので、爪痕を残せるチャンスではないでしょうか(笑)
青山:そうですね! どうでしょうか、(初回は)爪痕を残せたんだろうか……(笑)
―――― ラジオは好きですか?
青山:もう大好きなんですよ。ラジオが好きで。今回、映像が一切ない3時間半の生放送ということなので、声だけでどれだけ情報をお伝えできるかというのも大事ですし、普段の青山吉能を知らない方が、この3時間半だけでどういう印象を持たれたのかと不安でした。でもそれが私の本質だと思うので、今後もこういった機会がもっともっと増えればいいのになって思いました。
―――― たくさんの人の耳の印象に残っているといいですね。
青山:もっと頑張ります。天下取るぞ!
―――― 今回のマンスリーアシスタントは「1月」ですが、青山さんにとって“1月”は、なにかとメモリアルな月ではないですか?
青山:あら、そうだったかな?(笑)。2014年1月10日は、声優デビューした日なので、そこから早6年です!
―――― 6年が経ってみて、いかがですか?
青山:大きく変わったと思います。デビュー当時の番組をたまに見返すんですけど、トークも声も違うんですよね! 17歳の私って、地元の高校生感がすごくて(笑)。高校生のノリでみんなしゃべっているんですよ(笑)。でもやっぱり、今年で24歳になるんですけど、この世界に入ってラジオというものがもっと好きになって、「話すってどういうことだろう?」とちゃんと考えるようになって6年が経つので、みなさんにも「変わったよね」「いい変化になってるよね」って思っていただけたらうれしいです。
3時間半の生放送の疲れを微塵も見せず、終始笑顔で楽しそうに語ってくれる青山さん。次回の後編(1月18日掲載予定)では、引き続き「1月」に所縁のある話から故郷・熊本への想いに至り、幅広い活躍を見せる青山さんの「今」について訊いていく。
取材・編集:安田隆也(ニッポン放送NEWS ONLINE 編集長)
構成:赤石真菜
【プロフィール】
青山吉能(あおやまよしの)
5月15日生まれ 熊本県出身 81プロデュース所属
主な出演 「Wake Up, Girls!」七瀬佳乃役 「恋愛暴君」グリ役
「なつなぐ!」千葉いずみ役 「群れなせ!シートン学園」馬縞クロエ役
「きかんしゃトーマス」ニア役 ほか
番組情報
土曜日の午後にお届けする「サタデーミュージックバトル 天野ひろゆき ルート930」。午後1時から3時までの前半2時間は毎回2組のゲストが、クイズバトルに挑戦! クイズに正解した方のリクエスト曲がかかるミュージックバトルです。そして、午後3時からは、旬なアーティストをお迎えして最新の音楽シーンをお届けしていきます。
<アシスタント>宮島咲良