3月9日(月)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月-木24時~)に、3月20日(金)に公開予定の広瀬すず主演映画『一度死んでみた』の脚本を担当している、クリエイティブディレクター・CMプランナーの澤本嘉光が出演し、CMと映画の作り方の違いについて語った。
ソフトバンクの白戸家シリーズや、東京ガスのガス・パッ・チョ!シリーズなど、数多くのヒットCMを手がけてきた澤本が脚本を担当する映画『一度死んでみた』。広瀬すずがデスメタルバンドのボーカルを演じるという異色のコメディーで、番組MCの吉田尚記アナウンサーも出演している。
今作の脚本を書くにあたって澤本は、CMの作り方と映画の作り方との大きな違いを感じたという。
吉田尚記アナウンサー:事前に映画『一度死んでみた』を観させていただいたんですけど、この映画、CM的な作り方というか、短めのコントがずっと続く感じなんですよ
澤本:人がこっちを見てくれないと不安なんですよ。脚本を書いてる時に、隙あらば何か入れようとしてしまって……。でもそれで脚本をスタッフに見せると「うざい」って言われて
吉田:そうなんですか!?
澤本:「ずっと笑い続けると気持ち悪いからちょっと抜け」って言われたりしました
吉田:今作が映画の脚本3作目ですけど、過去の作品でも言われたんですか?
澤本:2本目(2014年公開の映画『ジャッジ!』)はそうでしたね。「映画はずっとハイテンションでいると気持ち悪くなるから、息を抜くところを作ってくれ」って言われました
吉田:でも、それができるのがすごいんですけどね
CMと映画の作り方の狭間で苦悩した末に、脚本を完成させた澤本。
また今作について澤本は、葬式シーンを最も書きたかったと語った。「知人が『自分が自分の葬式に出られないのは悔しい』と言っているのを見て、それを面白いなと思った」ことから、その経験を作品に反映させたのだという。
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