劇作家・演出家の根本宗子「本当に大変だった」 話題のリモート芝居を語る

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5月4日(月)深夜放送のラジオ番組『ミューコミプラス』(ニッポン放送・毎週月-木24時~)に、劇作家・演出家の根本宗子が出演し、4月に動画配信サイトFilmuy(フィルムィー)でリリースしたリモート映像作品『超、リモートねもしゅー「あの子と旅行行きたくない。」』の稽古の裏側を明かした。

劇作家・演出家の根本宗子「本当に大変だった」 話題のリモート芝居を語る

新型コロナウイルスの影響で自粛期間が続く中、4月17日(金)に自身を含めた4人の俳優がテレビ電話で会話するワンカットの映像作品『超、リモートねもしゅー「あの子と旅行行きたくない。」』を配信した根本宗子。番組では、その稽古にどれくらいの時間と労力がかかったのかを明かした。

吉田尚記アナウンサー:根本さん、4月17日の段階でもうオンライン芝居やってましたけど、編集なしでワンカットでしたよね。これ、どれくらい稽古したんですか?

根本:1日4時間を10日間くらい稽古しました

吉田:えー!? そんなにやってたんですか?

根本:カンニングしようと思えばカンニングできるじゃないですか。お客さんが目の前にいないから。お客さんが生で観ていないので演劇じゃないと自分では思っているんですけど、なるべく演劇に一番近い状態にはしようと思って。まずはワンカットで最後まで止めない。あと、ある程度役者に負荷がかかっていないと面白くないと思ったので、セリフや段取りは稽古で覚えてもらって、全40分のうち39分地点でもミスったら全部やり直しです

吉田:うわー

根本:本番のテイクは、1日5時間を2日間に渡って撮って、10時間のうち一番良いテイクを使ったんです(笑)

吉田:ええ〜!

根本:(役者は)みんな「もうやだー」みたいに途中でなってましたけど(笑)

劇作家・演出家の根本宗子「本当に大変だった」 話題のリモート芝居を語る

また、根本はリモート稽古と撮影が「本当に大変だった」と語り、その理由として「叫びすぎると声が割れるので抑えめに」「動きや演出も、カメラにもっと顔を近づけて」など普段の演劇とは違う演出や指示を考えなければならないことなどを挙げた。

番組情報

ミューコミプラス

毎週月曜〜木曜 24:00 - 24:53

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