3ヶ月遅れで開幕したプロ野球開幕戦で実況を担当した松本秀夫アナウンサーが、初の無観客試合の実況を終えた胸の内を語った。
6月19日(金)の巨人―阪神戦を中継したニッポン放送「ショウアップナイター」で実況を担当した松本アナが、6月22日(月)のニッポン放送「垣花正あなたとハッピー!」に電話出演。「第一声をどんなトーンで話せばいいのか考えていて眠れなかった」と、通常とは違う開幕戦に緊張した面持ちで臨んだことを明かし、当日の中継について「菅野投手と西投手の投げ合いに引き込まれたので、試合に助けられた」と打ち明けた。
また、6月21日にヤクルト―中日戦が行われた神宮球場で「放送ブースから『捕手がインコースに構えた』などの声が筒抜け」といった、無観客ならではの“苦情”があったことを受けて、「東京ドームは音響が良くて、(スピーカから)流れてくる(制作された効果音の)歓声が心地よく耳に入ってくる」とし、東京ドームではそういった“苦情”はなかったようだ。一方で、「横浜スタジアム、メットライフドームはグラウンドから遠いので聞こえる心配はない。そういう意味では神宮球場が一番近いので聞こえやすいかもしれませんね」と、自身の見解を示した。
また、無観客試合での実況の難しさとして甲子園球場を例に出し、「甲子園は誰が喋っても上手く聞こえるっていうのがアナウンサー界の定説なんです。あれだけの観衆の中で実況すれば未熟なアナウンサーでも上手に聞こえる。(無観客試合は)実況アナウンサーの裸の部分が見られてしまう」とアナウンサーとしての力量が問われること明かした
番組情報
ふつーの男・沖縄県宮古島出身の垣花正がお届けする、ニッポン放送が自信と不安をもってお送りする朝のワイド番組!レギュラー・ゲストとのコンビネーションもバッチリ!今の話題をハッピーにお届けしていきます!