テレビドラマ『半沢直樹』(TBSテレビ系)の初回・7月19日の平均視聴率が22%となり、第2回の視聴率もこれを上回る22.1%であった。
この初回の視聴率を受け、キャスターの辛坊治郎は7月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」の中で、いまのテレビ業界における「視聴率」データの使い方について解説した。
7年ぶりの続編として7月19日から放送がスタートしたドラマ『半沢直樹』。19日の関東地区の平均世帯視聴率は前作を上回る22%だった。
辛坊)増山さん、ニッポン放送はフジサンケイグループだよね?
増山さやかアナウンサー)そうですよ。
辛抱)それなのにいまのニュースのなかで『半沢直樹』って……
増山)これは社会現象ともいえますし、フジサンケイグループは心が広いですから。
辛坊)えーそうなの? 半沢直樹ね。倍返しのお兄さんですね。いまの時代に22%。これは世帯視聴率ですね。いま、テレビの世界は個人視聴率というのに変えています。世帯視聴率というのは基本的に、その世帯でテレビがあると。テレビが何台あろうと1台ついていれば世帯視聴率。たとえば250世帯のうちの何世帯が見ているのか。250世帯のうちの25世帯がその番組を見ていましたとなると、その番組の視聴率は10%という計算です。しかし、いまは個人視聴率といって、その家庭のなかでテレビはついているのですが、4人家族で見ているのが80歳のおばあちゃん1人でしたということになると、一気に数字が4分の1になってしまいます。その4人のうちの2人見ていましたということになると半分になる。ですので、世帯視聴率よりも個人視聴率のほうが圧倒的に数字が低く出るのです。私が関西でやっているそれなりに大変視聴率の高い番組で、たとえばいままでであれば視聴率20%と大きく出ましたが。
いまだに新聞が「視聴率何%でした」とデータを出すときがありますよね。あのときには世帯視聴率が出ているのですが、いまテレビ業界のなかでは世帯視聴率というのはほとんど営業では使わずに、何歳くらいのどんな人たちがその番組をみているのかという個人視聴率に重点が移っているので、テレビ局のなかでは20%という数字はもう出ません。
増山)なるほど。
辛坊)「すごい視聴率が出てるぜ」となっても、10%という数字になるのか、ならないのかということになります。そうした意味では結局変わらないはずなのですが、世帯視聴率を取ると、テレビ局の意識がすごく落ちてしまうのです。
増山)少し数字がなんとなく低くなってしまいますからね。
辛坊)22%というのは昔ながらの視聴率のカウントだとそうなりますよね。昔の番組との連続性のようなものを知ろうと思うと、やはり昔ながらの視聴率というのを使わざるを得ないですよね。それでも世帯視聴率で22%というのは、最近にはなない、かなりの水準ですね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)