10月12日（月）深夜、俳優の菅田将暉がパーソナリティを務めるラジオ番組「菅田将暉のオールナイトニッポン」（ニッポン放送・毎週月曜25時～27時）に、友人で俳優の仲野太賀がゲストとして生出演。昨年2019年に芸名を変更した仲野が、名前を改めた理由を語った。

昨年の6月、芸名を「太賀」から「仲野太賀」に改めることを公表。本名の“中野”と、これまでの“仲間”との出会いを糧にするという決意から「仲野」の表記を選んだとしている。

菅田は、名前だけの芸名に好感を持っていたと語ると、仲野は苗字がなかった頃の悩みを明かした。

仲野：苗字、ずっと欲しかったんだよね。

菅田：ちょこちょこ言っていたもんね。

仲野：物心が付いた時には苗字が無くなっていたからさ。

菅田：この業界でね（笑） 別に、苗字をはく奪されたわけじゃないでしょ？ でも、最初に自分で外したわけでしょ？

仲野：そう。事務所と親との間で交わされた何かによって、苗字を取った。親（中野英雄）が俳優だから、そこと区別する為というのもあったし。

菅田：でも、「太賀」で長年やってきたけど、苗字が必要だなと思ったと。それは何で？ 僕は、ぜんぜん普通に、ええんちゃう？ って思っていたから。

仲野：「太賀！」「太賀さん」って言ってもらうと、親しみは感じるんだけど。

菅田：ああ～。みんな、「太賀」「太賀さん」「太賀くん」だもんね。

仲野：人に言われたんだけど、親しみやすさって、「しまじろう」みたいなもので。

菅田：……え、どういうこと？

仲野：しまじろうって苗字がないじゃん？

菅田：そうか、苗字がないんだ。“虎野しまじろう”とかではない？

仲野：ない。たぶん。

菅田：本当に？

仲野：まあ、諸説あると思うけど……。

菅田：うわ、逃げた（笑） まあ、（名前だけだと）キャラクターっぽいのかな？

仲野：うーん、大人にもなったし、苗字があった方がいいなぁ、って思って。

菅田：俳優の瑛太さんも付けたもんね。（2020年に「瑛太」から「永山瑛太」に改名。）なんか、名前だけっていうのは、ちょっと憧れもあったから。

仲野：あ、そう？ え、変える？

菅田：「将暉」……（笑）

仲野：あはははは（笑）

菅田：ここまできて、「菅田」を取る？

仲野：「菅田」を取って、「将暉」に。

菅田：「この時間は僕、“将暉”がお送りします――」って？

仲野：あはははは（笑） いま、そうやって言ってみて、ちょっと引っかかりを感じなかった？ 目上の人とか憧れの人にも「初めまして！ 将暉です！」って言うから。

菅田：あー！ そういうことか、なるほど！

「太賀」「太賀くん」と呼ばれるのは親しみを感じて良かったが、目上の人に「太賀です！」と挨拶したときに違和感があったと、これまでの悩みを吐露。これに菅田も「やっと分かった」と深く頷き、友人の改名理由に納得していた。

またこの後、リスナーから「しまじろうの本名は“しまの しまじろう”です」と指摘するメールが届くと、仲野は「ウソだろう！？」と、しっかりと苗字があったことに仰天。「しまじろう、ゴメン」と謝罪しつつ、「そう思うと苗字って必要なんだな」と、妙に感心した様子だった。