キャスターの辛坊治郎が1月4日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、年末年始の『紅白』『箱根駅伝』といった大型テレビ番組について、テレビ局員であった経験をベースに言及した。
関東と関西でかなり違う『箱根駅伝』の視聴率
2020年の大晦日に放送された、『第71回NHK紅白歌合戦』第1部の関東地区の平均世帯視聴率は前の年より0.5ポイントダウンの34.2%、第2部は3ポイント上昇し、40.3%だった。また、2日、3日に放送された『箱根駅伝』(日本テレビ系)の平均世帯視聴率は往路が31.0%、復路が33.7%で、共に歴代最高を記録した。
辛坊)箱根駅伝の視聴率はやはり関東と関西で倍ぐらい違いますよね。
増山さやかアナウンサー)そうなのですか。
辛坊)圧倒的に関東が高いです(関西地区の平均視聴率は往路18.9%、復路22.0%)。紅白歌合戦などは、若干の差はありますが、そこまで大きな差はないですね(関西地区の平均視聴率は第1部32.8%、第2部39.3%)。
1月2日、3日に行われた箱根駅伝ですが、駅伝の最中に「応援しに現地に行くな」というスーパーがたくさん出ていましたが、みんながツッコミを入れる気持ちはわかります。確かに行っている人はすスーパーを見ていないわけで、スーパー見てる人は家にいるわけで。大きな矛盾があるな、とは思います。増山さんは年末年始はどうされていましたか?
増山)私は普段の土日とあまり変わらなかったので、普通に暮らしていました。
辛坊)そうなのですか。紅白は見ましたか?
増山)紅白は見ました。少しいろいろとスイッチングをしながら紅白をメインに見ていました。
辛坊)紅白も昔と違うのは、1部2部になってから、ずっとやっている気がして。
増山)そうですよね。
辛坊)いつが始まりで、いつが終わりなの?という。我々が子供の頃は紅白歌合戦は一定時間(※夜9時)になると始まって、そのまま終わると鐘の音がゴーンと鳴ってゆく年くる年になって各地のお寺を中継するような慣習がありました。しかし、いまはチャンネルを回すと、至るところでいろいろな人が歌って踊っていますからね。
増山)どこ見ていいか分からなくなってしまいますよね。
辛坊)あきらめて民放はみんな同じようなものをやっていた時期もありました。
増山)ありましたね。
辛坊)そこから各局が格闘技など特徴のあるものをやり始めて、日テレが『ガキ使』(※『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』笑ってはいけないシリーズ)をやり始めました。このあたりから、もしかすると裏紅白でも戦えるかもしれないといって民放もいろいろと考えて力をつけ始めて、気がついたら夜中にチャンネルを回すといろいろなところが歌番組をやっているという状況ですよね。
増山)そうですよね。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)