吉田悠希「愛の避雷針」~坂道にズーム そこまで推すか!~
乃木坂46、日向坂46、櫻坂46……“坂道シリーズ”を愛する、セント・フォース随一のアイドルオタク・吉田悠希が、“今推すべき楽曲”をグループの魅力とともにご紹介していきます
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はじめまして!坂道オタクの吉田悠希です。
このコラムでは、今、推すべき楽曲を、坂道グループの魅力と共にご紹介していきます。
第1回目にご紹介する楽曲は、櫻坂46の『Nobody’s fault』 。
櫻坂46は、約5年間活動した欅坂46から改名し、昨年2020年12月に再始動した、私が愛してやまない坂道シリーズの1つです。今回はそんな、櫻坂46デビューシングル『Nobody’s fault』とともに、新生・櫻坂46の魅力にズームしていきます!
■過去とは決別せず、糧にする! 全員で咲き誇る、櫻坂46
『Nobody’s fault』はセンターを務める、るんちゃん(森田ひかる)のこちらを刺すような強い眼差しと共に放たれる、吐き捨てるような独特の口調の歌詞が、アイドルらしくなくて斬新な楽曲です。今までの欅坂46にはなかった新しい表現でありながらも、全く違う世界線で生きることは選ばず、むしろ欅坂46の存在を感じさせるエッセンスが、MV・歌詞、ともに散りばめられています。
欅坂46の『サイレントマジョリティー』以降の楽曲を思い出し、ひとつひとつ、答え合わせをしていくような感覚で楽しめるのもこの作品の魅力の一つです。
ただ、この『Nobody’s fault』の雰囲気、私がいくつか想像していたデビュー曲とは全く違ったテイストだったので、「こうきたか……!」と、初めて聴いたときは驚きました。
アイドルグループのデビュー曲というのは、これからいったいどんなグループになっていくのか、どんな世界観を表現していくのか、グループとしての今後の方向性を理解する上で、とても重要な意味をもちます。
櫻坂46は、過去の活動(欅坂46)をこの改名によって切り離すのではなく、これまでの過去とそれによって生まれた今を“ありのまま、体現していくグループ”になるんだなと、『Nobody’s fault』の歌詞とMVを観て、確信しました。
加えてこの曲の面白いところは、聴けば聴くほど印象が変わるところ。歌詞の中で放たれる、己を試すような厳しい言葉の数々は、否定とは真逆の、むしろ「やってやるんだ!」という、ポジティブな言葉を引き出すためにあるのだということに気付かされます。
続く返事が決まっているコールアンドレスポンスのような、活気を出すための台詞。例えるならば、円陣の時に叫ぶ、掛け声みたいな意味合いのものです。
そういう意味で『Nobody’s fault』は、「これからやってやるぞ!」という決意を、全員で力いっぱい表現することで一丸となれる、“円陣のような楽曲”にも思えてきて、1作目であるデビューシングル表題曲にふさわしい、始まりの曲だったんだなあと、感じています。
■歌うたびに、強くなれる
『Nobody’s fault』のパフォーマンスにおける魅力といえば、やはり、歌うたびに作品が磨かれているところにあるのではないでしょうか。
『Nobody’s fault』のパフォーマンスを初めて披露したのは、昨年2020年10月に開催された無観客配信ライブ「欅坂46 THE LAST LIVE」。欅坂46としてはもう二度とない、最後のパフォーマンスを全力でやり切った、そのわずか数分後でした(体感は1分くらいでした)。
そこで初めて目にした『Nobody’s fault』のパフォーマンスは、まだ歌詞の言葉の強さやインパクトに負けてしまっているからなのか、ぼやっとした迷いを纏っているように見え、この曲で、この路線でデビューして本当に大丈夫なのだろうか?というのが正直な感想でした。
でもその約2ヶ月後、12月に開催されたデビューカウントダウンライブで披露したパフォーマンスは、メンバーの全員の決意と覚悟、「ここから頑張るぞ!」という気持ちが画面越しからでもしっかり伝わってくるくらい、力強く、頼もしく、楽曲の印象もがらっと変えてしまうくらい、その日の櫻坂46としての全てのパフォーマンスが、確実に磨かれて仕上がっていたのです。
『Nobody’s fault』は、歌うほどに、強くなれる。
不安になったときに、パワーをもらえるような、櫻坂46のメンバーにとって“お守りみたいな曲”になればいいなと願っています。
再出発したグループへの力強いエールと、それにこたえる櫻坂46メンバー全員のパワーが詰まった一曲。ぜひMVと共に歌詞にも注目しながらお楽しみください!
<『Nobody’s fault』 Music Video>
【吉田悠希の坂活日誌:櫻坂46カフェにいきました!】
メンバーのアクリルイラストチャームを2つ購入!
誰のチャームが当たるかな〜?
ここでの狙いはぺーちゃんの描いたアオコです!
協力:Seed&Flower合同会社
連載情報
吉田悠希「愛の避雷針」~坂道にズーム そこまで推すか!~
今推すべき楽曲を坂道グループの魅力と共にご紹介していきます。
著者:吉田悠希
セント・フォース所属。AKB48の劇場公演を観に行ったことがきっかけで、アイドルに興味を持ち、乃木坂46、欅坂46、日向坂46、櫻坂46……全ての坂道シリーズを推し続けて今に至る。各グループの推しは、橋本奈々未(乃木坂46)、平手友梨奈 志田愛佳(欅坂46)、 佐々木久美 東村芽依(日向坂46)、菅井友香 藤吉夏鈴(櫻坂46)。ニッポン放送では「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」にて、中継レポーターを担当中(水・木曜)。
『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』公式 Twitter https://twitter.com/zoom1242
セント・フォース公式 YouTube https://www.youtube.com/user/centforceofficial