キャスターの辛坊治郎氏が2月25日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。総務審議官時代に菅義偉首相の長男から接待を受けていた山田真貴子内閣広報官のこれまでの経歴について、分析した。

安倍晋三首相から首相秘書官の辞令を受けた憲政史上初の女性首相秘書官の山田真貴子氏=2013年11月29日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社
辛坊)今日(2月25日発行)の夕刊フジですが、1面の縦見出しに……
『ゴチ広報官、素性 3面』
~『夕刊フジ』2021年2月25日発行(1面) より
辛坊)……とありまして。“ゴチ広報官”とは誰かというと、
『「東北新社」側から7万円超の会食接待を受けた山田真貴子内閣広報官(60)』
~『夕刊フジ』2021年2月25日発行(3面) より
辛坊)これはやはり一般誌より情報が詳しいですわ。山田さんという方はですね、
『山田氏は早大法学部卒で…』
~『夕刊フジ』2021年2月25日発行(3面) より
辛坊)……あれ、私の後輩だ。
増山)おぉ。
『…1984年に旧郵政省(現総務省)に入省。』
~『夕刊フジ』2021年2月25日発行(3面) より
辛坊)おぉ。相当優秀ですね。早稲田の法学部から国家公務員の上級、このころは1種、これに受かるというのは並の実力ではないですよ。
増山)そうなのですね。
辛坊)相当な努力家だったと思いますね。それで……
『安倍晋三内閣で2013年に女性初の首相秘書官に就任して話題となった。15年には総務省に戻って情報通信国際戦略局長に。19年には次官級の総務審議官に就任、いずれも同省で女性初のポストだった。』
~『夕刊フジ』2021年2月25日発行(3面) より

安倍晋三首相(左)から首相秘書官の辞令を受けた憲政史上初の女性首相秘書官の山田真貴子氏=2013年11月29日午前、首相官邸 写真提供:産経新聞社
『山田氏は昨年、若者に向けた過去の動画メッセージで、自身の出世街道について「飲み会を絶対に断らない女としてやってきた」と振り返っていた。動画では「イベントやプロジェクトに誘われたら絶対に断らない。飲み会も断らない。断る人は二度と誘われない。出会うチャンスを愚直に広げてほしい」と呼び掛けていた』
~『夕刊フジ』2021年2月25日発行(3面) より
辛坊)……ということで。やはり女性で私より少し後輩くらいで、役所に入って男社会のなかで、やはり女性初のポストを確保しながら役所のトップに上り詰めるというためには、ここまで頑張らなきゃいけなかったのだなぁという、ある意味日本における女性が置かれている地位みたいなものを思わせますよね。
私なんかは自慢じゃありませんが自分の行きたくない飲み会その他は全部断ります。
増山)行きませんと。
辛坊)私の人生のなかで、これだけは貫いてきましたからね。だから、山田真貴子さんとは正反対の。
増山)それでも、ここまで辛坊さんも……
辛坊)ここまで来てませんけれどね、別に役所でトップになっていませんけれども。そういう自由度はありますよ。嫌な飲み会は行かないと。人生の時間の無駄遣いだと。
増山)私もどちらかと言うと。
辛坊)私は基本的に好きなものしか行かないというのでここまできましたから。
このあたりには、日本の役所において女性が置かれている地位というのがある意味よくわかるよなあと、そのあたりは夕刊フジすごく詳しいので、お読みいただければと思います。