熊谷俊人（くまがい・としひと） 千葉県知事が4月22日のニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演、千葉県の新型コロナウイルス対策の現状と今後に向けた具体策について語った。

熊谷俊人・千葉県知事

同番組では『一都三県知事・河野大臣も登場！新型コロナ変異株から国民を守れ！Cozy専門家会議』と題して放送中で、4日目のこの日は就任から2週間あまりとなる熊谷俊人千葉県知事が出演した。

千葉県も4月20日から県内の一部市町村にまん延防止等重点措置が適用されている。飲食店への時短要請の具体的な措置について、熊谷知事は「重要なのは飲食店への時短の措置が長く続いてしまう可能性があり、飲食店のなかでしっかり取り組もうという方を後押しできる制度設計にしていかなければならない」と話したうえで、「（個々の飲食店について）どういう空間で、どういう方が利用するのか見定める必要がある。昼であっても、リスクはある。夜だからと言ってリスクがあるわけではない。少しでも科学的根拠に基づいた対応ができるよう考えていきたい」と話した。

また、千葉県の医療体制について熊谷知事は「病床を確保した病院への支援などをすでに講じているが、今後長い目で見て少しでも病床を効率的に使えるよう、全体の医療資源を有効活用できるような制度設計を作っていきたい」と語った。

就任後初めて首都圏1都3県の知事会議に臨んだ熊谷俊人知事＝2021年4月16日午後、千葉県庁　写真提供：産経新聞社

番組のリスナーから「先行きが見えない。いつまで我慢すればいいんだろう」というメールが寄せられていることについて問われた熊谷知事は「先行きの見通しをしっかり示すことが大事だと考えている。高齢者へのワクチン接種が進むことによって、医療現場、医療体制は着実に改善していく。その部分をしっかり見て頂きたい」と力強いメッセージを送った。

最後に「千葉県の豊かな自然を守り、磨き上げていく」と誓い、インタビューを締めた。